月極駐車場に、車両を放置されている!

Legalus編集部さん 2015年04月18日

 月極駐車場として利用してきた土地を処分することになりましたが、契約が切れた後5カ月も車両を放置されて困っています。問題車両は、所有者と使用者が違い、駐車場を契約していたのは、使用者です。車検も切れているようです。使用者の携帯に何度も連絡したが、電話に出ません(留守電話にも録音済み)。撤去してほしい旨の内容証明郵便を2度送付しました。郵便物は受け取っているようですが、相手方からの連絡は一切ありません。所定の手続を踏み、自動車検査場で、ナンバー照会をし、所有者(軽貨物を使用した宅配便?の会社名義)に連絡したが、「詳細を調べないと」と電話する度に、うやむやにされます。警察も管轄外との事で取り合ってもらえませんでした。勝手に撤去したり、処分したりすると、犯罪になると言われました。人の土地に勝手に車両を放置したままの人は、何も罰せられないのに何だかとても理不尽です。どの様な解決策が考えられますか?



(30代:女性)

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Legalus編集部

     弁護士に交渉してもらっても任意で撤去してくれなければ、期限付きで警告した上であなたが撤去するか、民事訴訟を提起しましょう。



     警察の方がいうように、あなたが勝手に自動車を撤去・処分することは、自力救済として許されません。使用者や所有者から損害賠償を請求されてしまうおそれがあります。

     そのため、まずは(1)使用者所有者に任意で撤去してもらうことが望ましいです。ただ、ご相談の場合は内容証明や電話で催促をしても埒があかないとのことなので、弁護士に間に入ってもらって交渉するのが良いでしょう。その後に訴訟となりうることも見越せば、初期段階から弁護士に相談することが適切でしょう。



     また、(2)使用者や所有者の了解を得た上で、あなたが自動車を撤去するという方法も考えられます。両者の了解が得られなくても、「平成○年○月○日までに自動車を撤去しなければ、車両及び車両内の荷物の所有権を放棄したものとみなし、車両を撤去する」旨の文書を、内容証明郵便で送付した上で、期限到来後にあなたが自動車を撤去することは許容される場合があると考えられます。但し、念のため(1)の方法をとることをお勧めします。なお、自動車の撤去にあたっては自動車の車検が切れているようなので、レッカー車などで撤去しましょう。そのままの状態で公道を運転すると道路交通法違反に問われます。



     より穏当で確実な方法をとるのであれば、(3)民事訴訟を起こして法的な手続きを踏んだ上で撤去する方法が考えられます。具体的には、使用者に対して、土地の所有権に基づく妨害排除請求と、不法行為に基づく損害賠償請求を提起することになるでしょう。

     ここで、あなたが民事訴訟を提起できるのは、基本的には使用者に対してでしょう。一般的に、所有者は自動車の占有や使用に関与する立場にはないため、所有者に対しては、これらの民事責任を追及できません。

     ただ、自動車をローンで購入すると、所有者はローン会社で、使用者は買主とされることがあります。これは、買主が代金を完済すれば、所定の手続きを経て買主に所有権が移転するという契約です(所有権留保特約付き売買)。

     ご相談の場合がこれに当たるかは定かではありませんが、所有者と使用者との間で所有権留保特約付き売買がされている場合は、使用者が所有者へのローンの支払を長期にわたって滞納したことで、所有者が自動車の引渡しを受けてこれを売却してその代金を残債務の弁済に充当することができるようになった後であれば、所有者に対しても責任を追及できるとするのが判例です(最判平成21年3月10日)。

2015年04月18日

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