弁護士コラム

契約書

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企業法務

コロナによる休業に関する特約の効力 契約書 2020年04月17日

新型コロナウィルス感染拡大による事業者の休業に関し、労働者の賃金の他、取引先や一般利用者との関係において、反対債務(例:当該事業者への会費)の支払義務ないし事業者からの返還義務が問題となります。 1.特約がない場合 事業者と取引先や一般利用者との間で、感染症拡大時の休業に関し、約款等により休業時の取扱いに関する定めがない場合、一般論として、緊急事態宣言...

ハリルホジッチ監督の解任について 契約書 2018年04月15日

本年4月9日、日本サッカー協会より、ハリルホジッチ日本代表監督の解任が発表されました。 ハリルホジッチ前監督についてはスポーツ新聞・雑誌等では以前から解任論があったものの、ワールドカップ2か月前の解任は大変な衝撃です。 私はサッカーの専門家ではないため、監督解任の妥当性については言及は差し控え、専ら法的観点から検討を行いたいと思います。なお、本コラムは...

契約書締結前のシステム開発中止(2) 〜契約成立前における責任 契約書 2017年03月23日

【事例】 A「先生、契約が成立していないのに代金を払ってもらえる場合なんてあり得るんでしょうか。」 弁「いえ、『代金』は、あくまで契約が成立し、請負業務を完了した対価としてもらえるものですから、契約が成立していない場合にはもらえません。」 A「そうですよね。契約が成立していない以上、契約の不履行だということもできないですし…。やっぱり今回の場合は先方か...

芸能人の交際について 契約書 2017年03月02日

芸能人のプライベートの交際について、所属事務所等が処分を課す例が時折見られます。そこで、芸能人の交際に対する制約の可否等につき、以下検討を行ないます。 1.一般論について まず、芸能人の場合も、自己決定権に基づき、幸福追求の自由の一内容として、恋愛の自由が認められると解されます(下記東京地裁平成28年1月18日判決参照)。 したがって、芸能活動の性質や...

芸能人がプライベートで交際することは、所属事務所との契約上、契約違反になるものでしょうか。 契約書 2017年02月26日

芸能人がプライベートで交際することは、所属事務所との契約上、契約違反になるものでしょうか。 公序良俗に反するような拘束は違法無効です。 交際を禁止することは、その芸能人の立場や性質、あるいは契約の拘束の強度によっては、公序良俗に反する拘束になる可能性はあるでしょう。 もっとも、アイドルなどについては、その性質上、一定の限度で制限に合理性もありあ、公序良...

契約書締結前のシステム開発中止(1) 〜契約の成立とは 契約書 2016年11月08日

【事例】 A「先生、大変です!」 それは、業務システムの受託開発を行うシステム開発企業「ハローワールド株式会社」(以下「ハロー社」)の担当者A氏からの電話だった。 弁「どうされたんですか?」 A「それがウチに開発を発注してくれた会社さんが、開発代金を支払ってくれないんですよ。」 弁「なるほど、システムを完成させて納品したにもかかわらず、発注者が代金の支...