【下請取引】消費税の端数切捨て処理(請求書で端数が繰り上げられている場合)が下請代金の減額に該当するか?

User image 1 Tea Timeさん 2020年05月12日 14時20分

下請取引で、下請事業者が消費税の端数を四捨五入により繰り上げて請求書を発行した場合に、親事業者が消費税の端数を切捨てて支払う行為は、下請法上の「下請代金の額を減ずる行為」とみなされるでしょうか。

消費税の端数処理について、「支払時点において,下請代金の額に円未満の端数があった場合,これを四捨五入又は切捨てのいずれの方法により支払ったとしても,下請代金の額を減ずる行為とはみなされない。」という旨は、公正取引委員会Webサイトの「よくある質問コーナー(下請法)」で確認できていますが(Q34)、下請事業者が端数を四捨五入により繰り上げて請求書を発行した場合に親事業者が端数を切捨てて支払う行為が、下請法に抵触するか分かりませんので、教えていただけますでしょうか。

注力分野
相続 ネットトラブル 労働 不動産・建築 企業法務

結論として、支払合計額に消費税相当額を計算して端数を切り捨てる場合であれば、下請法違反に問われる可能性は低いと考えますが、下請事業者の経理処理の問題や取引関係の維持を図るという観点からすれば、端数をどうするか事前に取り決めをしていないのであれば、下請事業者と協議するのが望ましいと考えます。

下請法の規制においては、仰るとおり、支払合計金額の1円未満端数を切り捨てたとしても減額行為には該当しないと解されていますが、他方で下請事業者との取引について、複数の伝票に分けて消費税相当額を計算し、伝票毎に1円未満の端数を切り捨てた事例において、下請法上の対価の減額に該当するとした公正取引委員会の勧告事例(平成26・6・27)もあります。
端数をどうするかについて下請事業者との事前協議をおすすめします。

2020年05月13日 10時07分
お礼メッセージ

さっそくご回答くださいまして、ありがとうございます。

下請法違反に問われる可能性は低いと考えられますものの、
端数の扱いについて事前に下請事業者と協議するのが望ましい旨、
了解いたしました。

そのように運用させていただきます。

どうもありがとうございました。

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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