友人の入社に対する保証人

User image 1 しんぼさん 2017年01月31日 01時32分

 お尋ねします。
 友人より入社時の保証人を頼まれ、引き受けると返事しました。
内容を見て躊躇してます。下記の内容です。

 今般、上記の者が貴社に採用されたことについて、私は身元保証人を承諾いたします。勤務に当たっては、貴社の諸規則を忠実に守ることを保証いたします。
本人が規則に違反し、故意又は重大な過失によって、貴社に損害を与えた場合、本人に責任を取らせるとともに、連帯してその損害額を負担することを確約し、その証として本書を提出いたします。

「故意または重大な過失によって、損害を与えた場合は、連帯して損害額を負担する」とあり怖くなり、友人といえども出来ないと躊躇いております。心配することなく引き受けても構わないでしょうか?

「故意または重大な過失によって」という具体例としは、主債務者が横領や詐欺等の犯罪行為を行なった場合が想定されます。

通常の仕事上のミスでは、そもそも信義則上会社は労働者に対する賠償請求権は一部に限定されるとされます。
ただし、重過失がある場合の責任について、一律に上記のような犯罪行為の場合に限定されるとまでは断言できません。その場合でも、身元保証人の責任については限定される可能性はありますが(身元保証法5条)。

また、こうした身元保証契約に関しては、身元保証法により5年以内に制限され(同法2条1項)、更新する場合は新たな契約が必要となります(同法2条)。
また、労働者に業務上不適任又は不誠実な事情があり、身元保証人への責任追及を行なう恐れがあるときは、会社から身元保証人への通知が必要とされます(同法3条1号)。
会社側が上記通知を怠った場合は、過失相殺による減額主張が可能ではないかと思います(同法5条)。

上記の危険性に関しては、友人との信頼関係にもよりますが、ご心配であればお断りして、友人のご親族等に依頼いただく等の方法も考えられますので、よく検討頂いた上で判断頂く必要があるでしょう。

2017年01月31日 11時10分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

会社閉鎖について

企業法務 2018年02月15日

義理の父が経営している零細企業の会社は 業績悪くずっと義父自身の資産を会社へ回していたそうです。 そんな中 義父は病気で突然入院してしまい 社員は自分一人しかおらず、先を考えるととても不安です。 義父の病状は 悪くもう会社は閉めざるお...

契約書作成について。

企業法務 2018年02月04日

賃貸契約で倉庫を借りていましたが、オーナー様の税金未払いなどと、違法建築とのことで、市と県から退去命令が出ています。建物を壊すのに業者など手配が出来ていますが、オーナー様がお金ないとのことなので、こちらでなんとかしますが、覚え書きみた...

ビジネス保険の免責に関するトラブルです。

企業法務 2018年01月22日

私は飲食店を経営しており、店舗に関するトラブルに備えビジネス保険に加入しておりました。 ある時期に保険募集人をしている友人Aに保険を引き受けさせてくれと頼まれ、現在の保険内容をカバーする物であればと了承しました。 その後Aの同僚Bの成...

返品された製品を、商標を付したまま第三者に転売した場合、商標法に抵触しますか?

企業法務 2018年01月16日

当社はA社と製造委託契約を締結し、A社所有商標を付した製品の製造を受託。 受託製造した製品をA社に引き渡したところ、品質不良により製品が返品された。 当社が返品された製品をA社商標を付したまま第三者に転売した場合、商標法に抵触しますか...

弁護士Q&Aを検索

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する

企業法務に強い弁護士

丁寧な説明を心がけています。

複数弁護士で対応。豊富な対応件数と実績があります。

依頼者の不安を和らげ、「最後に笑っていただけること」をゴールに、戦略を練り、全力で業務にあたっています!

【NHKあさイチ ゲスト出演】【電話相談可】企業法務・個人依頼者の実績が多数ある弁護士が、多種多様な案件に的確...

企業マインドを第一に考え、企業及び経営者の皆様のニーズに迅速かつ的確にこたえるよう、専門性を磨き、「私どもに相...

「親身な相談」と「適切な解決」を心がけ、全力で皆様のお悩みを解決できるよう努めております。問題解決に向けて丁寧...

ページ
トップへ