法律コラム

逮捕・勾留

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犯罪・刑事事件

ある弁護士の獄中体験記 第17回 拘置所の朝 逮捕・勾留 2016年12月02日

平日は7時20分に、休日は7時50分に、刑務官の「起床~」という大声と共に電灯が全灯され、各部屋に設置されているスピーカーから「おはようございます。今日も一日元気で頑張りましょう」という、おばさんの声が流れてくる。 もっとも、隣接する刑務所から朝6時30分ころだと思うが、起床の声が聞こえてくるので、こちらはあと1時間くらいだなと分かる。 平日では10分...

ある弁護士の獄中体験記 第17回 拘置所の朝
ある弁護士の獄中体験記 第18回 拘置所生活概略 逮捕・勾留 2016年12月02日

朝の点検が終了すると朝食になり、曜日によっては午前中に入浴や運動がある。それ以外のときは、昼寝(「午睡」という)時間以外、留置場と違って横になることはできない。未決はできる限り、つまり逃亡のおそれがない限り、自由にさせるべきだと思うのだが、なぜだかはわからない。安座又は足を投げ出して座ってなければならない。ふと壁を見やると、そこだけ壁が汚れているという...

ある弁護士の獄中体験記 第18回 拘置所生活概略
ある弁護士の獄中体験記 第19回 毎日の過ごし方 逮捕・勾留 2016年12月02日

拘置所での生活時間はかなり厳格なのであるが、留置場と違って時計がまったくない。あるのは浴場にある15分計だけである。人間というのは不思議なもので、暇であれば暇なほど「今何時だろう?」「○時なら昼食まであと何分だな」というように、割と時間を気にするものである。なぜ時計が設置されていないのだろうか。私の考え、あくまでも推測で邪推かもしれないが次のようなもの...

ある弁護士の獄中体験記 第19回 毎日の過ごし方
ある弁護士の獄中体験記 第20回 入浴 逮捕・勾留 2016年12月02日

留置場と同じく入浴は週に2回ある。火曜日と金曜日である。ここは刑務所併設施設だから、さすがに大浴場かと思ったら、独居用として、2階に鉄製の釜のような風呂が二つ、別棟の1階にどこの家庭にでもあるユニットバス三つがあった。他の収容者と会わせないとの配慮から独居となっているのだから、大浴場でないのは当然だった。 2階の番台左右に雑居があることは前に書いた。通...

ある弁護士の獄中体験記 第20回 入浴
ある弁護士の獄中体験記 第21回 運動時間 逮捕・勾留 2016年12月02日

前回、別棟1階にユニットバスがあると書いたが、その別棟を抜けると運動場がある。 運動は休日を除いて毎日行われる。規則には休日と入浴日を除いて実施されるとあったが、入浴日である火曜日と金曜日にも運動があった。いいことである。警察での運動と違ってタバコはないし、戸外での、開始から終了までの正味30分の運動である。 運動のときにはごみ箱を持って出て分別に従っ...

ある弁護士の獄中体験記 第21回 運動時間
ある弁護士の獄中体験記 第22回 願い事(その1) 逮捕・勾留 2016年12月02日

拘置所での生活で重要な役割を果たすのが「願箋」(ガンセン)制度である(刑務所にも願箋がある)。「箋」は「付箋」の「箋」であり「紙片・紙切れ」というような意味だから、「願箋」とは願い事をする紙ということになるが、「心得」の用語説明によると、「いろいろな願い出を申し出るために使用する用紙のことをいいます。願せんや書類を提出するときは、指印を押すことを忘れな...

ある弁護士の獄中体験記 第22回 願い事(その1)
ある弁護士の獄中体験記 第23回 願い事(その2) 逮捕・勾留 2016年12月02日

願箋には願い事の内容を具体的に記載しなければならない。「携行願」とは、弁護人接見や裁判のときにノート・筆記具・刑事記録を持っていきたいので許可してくださいというもの。 この許可がない限り手ぶらで行くことになるが、刑事記録が手元にないと弁護人との打合せに支障をきたすので、携行の許可は必須である。 ところが、私の場合、入所したその日12月25日に弁護人との...

ある弁護士の獄中体験記 第23回 願い事(その2)
ある弁護士の獄中体験記 第24回 飲食事情(その1) 逮捕・勾留 2016年12月02日

拘置所、特に刑務所併設の拘置所や刑務所は「炊場」と言われる工場で受刑者が食事を作っているためか、うまいというほどではないにしても世間並の食事を摂ることができる。 これに対して警察留置場の食事は三度三度弁当となる。もちろん、留置場も拘置所も未決であるから、いわゆる自弁ということで、自腹をきってより良い食事をすることは可能である。 その自弁はさておいて通常...

ある弁護士の獄中体験記 第24回 飲食事情(その1)
ある弁護士の獄中体験記 第25回 飲食事情(その2) 逮捕・勾留 2016年12月02日

留置場でありがたいことに税金で与えられる食事は、官(公)から与えられる弁当ということで「官弁」と呼ばれ、このような官弁に耐えられない人が口にする弁当は「差弁」呼ばれる。 一般的には、自分でお金を払う弁当であるから「自弁」と言われているものである。自分で発注し業者から差し入れてもらうという意味でも、外部から関係者が弁当を差し入れることが多いことからも、差...

ある弁護士の獄中体験記 第25回 飲食事情(その2)
ある弁護士の獄中体験記 第26回 飲食事情(その3) 逮捕・勾留 2016年12月02日

留置場ではお茶以外の飲み物は供されないが、もちろん自分で買うことはできる。250ミリパック入り牛乳とパック入りコーヒーだけだが。コーヒーとは名ばかりの乳飲料にすぎない。 パンと違って休日を除いて毎日注文をすることができる。運動時間に所定の用紙に書き込んで注文することになる。入ってきたら、パンと同様に部屋の適当なところに置いておく。 私は一度だけコーヒー...

ある弁護士の獄中体験記 第26回 飲食事情(その3)
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