刑事で侮辱罪が成立すれば、民事でも名誉感情の侵害と賠償が認められると考えて良いのでしょうか?

User image 1 hardworkerさん 2020年05月22日 10時52分

侮辱罪とは公然と人を侮蔑的表現によって侮辱することで成立する罪だと認識しておりますが、侮辱することによって相手は名誉感情が傷つくわけですから、そうすると刑事で侮辱罪が成立すれば、必然的に民事上の不法行為(名誉感情の侵害)が認められ賠償責任が生じると捉えてよろしいのでしょうか?

どなたかお分かりになる方、ご回答宜しくお願いします。

理論上は、刑事・民事とともに名誉棄損・侮辱の要件は同様と解されていますので、同様の結論になるのが自然です。
しかし、刑事裁判と民事裁判では担当裁判所・裁判官が異なるため、事実認定や法的評価に関して異なる結論となる可能性は否定できません。
ただ、刑事の方が立件も厳格であり、侮辱罪に限らず、刑事で不起訴・無罪→民事で賠償責任という例は散見されますが、刑事で有罪→民亊で賠償責任なしとする例は、非常にまれであると思われます。

2020年05月22日 14時55分
補足質問
User image 1

hardworker - 2020年05月23日 02時50分

小川様、ご回答有難うございます。
実は私自身、動画投稿サイトYouTubeのチャットコメント欄であるユーザーの方と少々口論してしまい、相手を「誰にも相手にされない寂しい中年女の戯言」「粘着気質」とけなしてしまいました。
ある弁護士の方によれば、民事・刑事両面で責任に問われる可能性は低いとの事でしたが、逆に言えば、少なくとも相手方の名誉感情を害しており、刑事での侮辱罪、民事での不法行為成立に該当している、と捉えてよろしいのでしょうか?
追記恐れ入りますが、ご回答お待ちしております。
補足回答
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小川 智史 弁護士 - 2020年05月23日 10時41分

コメント自体は侮辱行為に当たると思われます。
刑事で立件の可能性は低いですが、理論上は民事では相手方が賠償請求する場合は責任が発生する可能性があります。
ただ、金額としては低額にとどまるとともに、相手方が現実的に賠償請求まで実施するかによるでしょう。
ちなみに、先ほどの回答に関して、民事では過失でも不法行為は成立するため、厳密には若干要件は異なります。ただ、「過失による侮辱」については、例えば文章を作成中に間違ってクリックして投稿した場合等に限られると思われます。
なお、ご回答は以上にて終了とさせていただきます。
お礼メッセージ

ご丁寧なご回答、誠に有難うございました。

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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