訴訟費用は誰が負担する?

User image 1 匿名ユーザーさん 2014年04月10日 19時35分

 裁判費用(訴訟費用)は、判決の勝ち負けに関係なく、訴訟を起こした方が負担するものなのでしょうか?教えてください。



(40代:女性)

匿名弁護士

     訴訟費用は、最終的には敗訴者が負担します。ただ、弁護士費用は訴訟費用に含まれないので、それぞれが負担します。



     民事訴訟を利用するのに必要な訴訟費用は、敗訴者が負担します(民事訴訟法61条)。もっとも、訴訟を起こすときには、どちらが敗訴するか分からないので、一時的に申立人が払わざるを得ません。本案判決が確定した後に、訴訟費用額確定処分を経て、敗訴者が支払うことになります。



     ここでいう訴訟費用とは、裁判の実費のことで、訴状に添付する印紙代などのほか、書類を送るための郵便や、証人の旅費日当などが含まれます。

     しかし、訴訟を追行するのに必要なすべての費用を含むわけではないので、弁護士費用は訴訟費用に含まれません。弁護士費用は、それぞれの当事者が負担するしかないのです。

     ただ、不法行為を原因とする損害賠償請求の場合などでは、敗訴した不法行為者が弁護士費用の全部または一部を支払うことはあります。不法行為がなければ弁護士費用を支払う必要もなかったといえるため、例外的に、弁護士費用も損害として請求できるのです。



     なお、訴訟費用を支払う資力の乏しい者に対しても、裁判を受ける権利(憲法32条)を保障するため、訴訟費用の支払を猶予する制度(「訴訟上の救助」)があります。ただし、申立ての内容等から勝訴の見込みがないことが明らかなときは、認められないこともあります。

     その他にも、日本司法支援センター(法テラス)が実施する「民事法律扶助による立替制度」があります。資力に乏しい方が問題解決のために弁護士等への依頼を必要とする場合に、資力や勝訴の見込みなどを審査の上、弁護士費用等の立替えをしてくれます。

2014年04月10日 19時35分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

公務員ですが廃棄物処理法違反で逮捕されましたが無罪主張出来ますか?

刑事裁判(告訴・告発・控訴・再審) 2017年06月13日

清掃行政に携わる公務員ですが、廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反同法25条1項14号、16条で逮捕されました。容疑は多数回にわたり、他人の土地に廃棄物である空き缶等440kgをみだりに捨てたものであると公訴されました。実際は、周囲の...

仕事場での背任や詐取行為

刑事裁判(告訴・告発・控訴・再審) 2017年04月15日

個人事業主をしています。仕事は個人の戸建ての雨樋補修や屋根補修等の便利屋です。 一昨年から一緒に仕事をしていた実質的に共同経営者の相方についてのトラブルです。 彼は昨年夏に来春から独立したい旨の申し出があり、私も了解しました。彼が会社...

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する

投稿する

刑事裁判(告訴・告発・控訴・再審)に強い弁護士

身の回りの法律トラブルの解決に積極的に取り組んでおります

【初回相談無料】依頼者様の満足とご納得を最大の価値として全力でサポートいたします。

専門性と,丁寧なご説明をモットーにする弁護士です。

刑事事件を主に取り扱っています。

丁寧な対応と、温かく親しみやすい雰囲気でお迎えすることを心がけております。

【堺市】南海本線堺駅すぐ

ページ
トップへ