弁護士コラム

犯罪・刑事事件

Section banner criminal
【被害者参加】犯罪の被害者となってしまった場合 犯罪・刑事事件 2020年10月25日

交通事故や引ったくり、放火など、事件に巻き込まれるときは突然です。 もちろん長年揉めて、最終的に傷害事件となってしまったというケースもありますが、それでも殴られたり刺されたりすることを予想していたという人は少ないでしょう。 犯罪の被害者となってしまった場合、以前は刑事裁判に参加することは出来ませんでした。 もちろん被害者として警察や検察官から事情聴取は...

伊勢谷友介氏の保釈 釈放・保釈 2020年10月16日

俳優の伊勢谷友介氏が大麻取締法違反で逮捕,起訴された後に保釈されたというニュースがありました。 伊勢谷氏は容疑を認めているそうですが,大麻の入手ルートについては話していないとのことです。 このことについて,入手ルートを言わないまま保釈してもいいのか,という声が上がっているようです。 そもそも,保釈というのは無罪放免のことではなくて,裁判が始まるまでの間...

GPS捜査について 捜査 2020年07月03日

まず、警察がその根拠としていたのが、2006年(平成18年)6月30日付け警察庁刑事局刑事企画課長名の「移動追跡装置運用要領」という通達でした。全国の警察では、この通達に基づき、GPS端末を用いた捜査を、秘かに実施していたようです。 最新判例である最高裁平成29年3月15日は令状なしのGPS捜査を違法としました。 同判例は、裁判所の令状なく,捜査対象者...

刑事事件の保釈制度 犯罪・刑事事件 2020年06月16日

刑事事件のニュースでしばしば「保釈」という言葉を聞かれると思います。 容疑者が警察署や拘置所から出られるというのは漠然と分かるものの、保釈とはどのような制度なのか具体的に説明できない方も多いのではないでしょうか。 刑事事件では、警察署等で被疑者が逮捕勾留された後、起訴するか(刑事裁判にするか)を検察官が決めることになります。 そして起訴された後、被告人...

容疑者と被疑者の違い 犯罪・刑事事件 2020年06月14日

ニュースなど見ていると、逮捕された方々は「○○容疑者」という名称で呼ばれることが多いです。 そして、容疑者に似た言葉で「被疑者」という言葉があります。 容疑者と被疑者はどう違うでしょうか? 刑事訴訟法という刑事裁判に関するルールが定められている法律では、公訴提起される前の犯罪の嫌疑がある者を「被疑者」と呼んでいます(刑事訴訟法37条の2等)。 なお、取...

検察庁法改正法案について 犯罪・刑事事件 2020年05月12日

本年3月18日付「東京高検検事長の定年延長について」でも言及しましたが、3月13日に検察庁法改正を含む国家公務員法等の一部を改正する法律案が閣議決定され、現在国会で審議中です。特に、検察官の定年延長に関する検察庁法改正に関する法案が大きな問題となっていますが、具体的な問題点について取り上げます。 第1.検察庁法改正法案の主な内容 検察庁法改正に関する法...

特殊詐欺事件の弁護 詐欺 2020年04月17日

近年、特殊詐欺事件のニュースを見ない日はありません。特殊詐欺も昔のオレオレ詐欺に始まり、還付金詐欺や銀行員や弁護士を装ったものなど形を変えて存続しています。 特殊詐欺事件は暴力団の資金源になっているといわれていますが、実際にいわゆる「受け子」「出し子」「かけ子」をやっている人たちは普通の若者であることが多い印象です。「簡単にお金を稼げる仕事がある。」な...

東京高検検事長の定年延長について 犯罪・刑事事件 2020年03月18日

東京高検の黒川弘務検事長(以下、「黒川氏」といいます。)について、当初2月8日に63歳で定年を迎える予定だったものの、定年延長する旨の閣議決定が1月31日になされ、国会やニュース等でも大きく問題となっています。既に大手マスコミやネットメディアでも問題点について相当程度検討がなされていますが、改めて整理しておきたいと思います。 1.検察庁の主な構成、検察...

家族が逮捕された!早期釈放のためにどうするか?~刑事事件~ 逮捕・勾留 2019年02月10日

弁護士の山田雄太です。 ご家族が逮捕された場合、すぐに弁護士を探してください。 ご家族が逮捕された場合、その連絡は突然来ます。 特に、普段、何の問題もなくご家族が日常生活を送っているときは、なおさら突然に感じます。 見知らぬ電話番号から電話がかかってきて、電話に出たら「○○さんが逮捕されました。」と警察から連絡がくるのです。 (もちろん、知人の方が逮捕...

裏口入学 犯罪・刑事事件 2018年08月31日

最近,ニュースで裏口入学が話題になりました。 文部科学省の前局長が息子を東京医科大学へ入学させたという事件です。 この件で,前局長は受託収賄罪で起訴され,大学の前理事長と前学長が贈賄で起訴されました。 この事件の特徴は,文部科学省の役人が大学側へ「私立大学研究ブランディング事業」に選定されるための助言を行うという「便宜」を図ることの見返りに,息子を不正...