トランクルームで雨漏り!収納していた物は弁償してもらえる?

User image 1 Legalus編集部さん 2015年04月15日

 屋外に設置されたコンテナ型のトランクルームを借り、中にダンボール詰めの本や食器、アルバム、食器棚、タンスなどを収納していました。時々、市販の除湿剤や防虫剤を入れ替えに行っていました。

 新居に運び入れる為に引越し業者と共にタンスをどかすと、背面の床下一面水浸しで、タンスには黒カビが・・・。トランクルームの会社に連絡し担当者に見てもらったところ、「見させてもらいましたが、この水漏れの原因は解りません。お気の毒ですが当社は責任持てません」と言われました。契約書の「貸主の免責」として「天災地変、火災、盗難、漏水等の事故、その他貸主の責に帰すべからざる事由により、借主の保管物に損害が生じても、乙(貸主)は一切その責を負わないものとする。」とあるのをいいことに損害を賠償してくれません。



(40代:男性)

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Legalus編集部

     トランクルームの貸し借りは、賃貸借契約によるものです。賃貸借契約において賃貸人は目的物を使用収益させる義務や修繕義務の他に信義則上賃借人の法益に対する保護義務を負うとされています(最判平成3年10月17日参照)。

    ですので、賃貸人の過失によって賃借人の所有物が毀損した場合には、賃貸人は上記保護義務違反によってその損害を賠償する必要があります。

     例えば今回の場合、トランクルームを貸し出している会社が雨漏りの存在を知り得たといえる場合には、当該会社に過失が認められます。

     もしくは、今回のトランクルームが屋外に置かれたコンテナを利用させるものである場合に、コンテナに腐食が無いかを点検したり、メンテナンスを怠っていたりした場合にも過失が認められるでしょう。なぜなら、一般的にコンテナを長期間屋外に放置すれば、鉄製であれアルミ製であれ腐食することを想定できるからです。

     過失が認められれば、賃貸人は相談者に損害を賠償する必要があります。もっとも、トランクルームの会社が自ら過失を認めることはないと思われますので、弁償を求めるのであれば、訴訟を提起するしかないでしょう。支払督促制度少額訴訟を利用されるのも良いかもしれません。

    また、本件賃貸借契約中の免責条項ですが、今回の雨漏りの原因が台風等の天災によるものでない限り適用はできないでしょう。



     なお、今回のトランクルームは賃貸借契約によるものでしたが、いわゆるトランクルームの形態は賃貸借契約の他に寄託契約によるものも存在します。寄託契約の場合、預けた荷物を営業倉庫の責任で貨物の保管や在庫の管理を行うことになります(したがって、荷物の出入庫は業者が行います。)。

    寄託契約では、受寄者は善管注意義務を負いますので、寄託物に何かあった場合は善管注意義務違反を根拠に損害賠償を請求することになります。

2015年04月15日

器物損壊に強い弁護士

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