勝手に私の指定席に座っていた他人

User image 1 ブラックサレナさん 2018年09月01日 13時09分

新幹線に乗った所、自分がとった指定席に勝手に座っている他人が居た

どいてもらうよう、車掌に交渉を依頼した

車掌が退席を促すも、その他人はどかない

結局2駅通過して3駅目でその他人はブーブー文句言いながら降りて行った。

ここで弁護士に質問です。
・他人のせいで私が座れなかった区間分の乗車賃の払い戻しは受けられるか?
・勝手に指定席に座っていた他人に慰謝料or吸われなかった区間分の乗車賃を負担させる事は出来るか?
・「勝手に指定席に座っている人が居て、車掌の退席要求を無視し続けている」と、警察に通報しておくべきだったか?

弁護士さんの見解をお願いします。

1.鉄道会社への払戻請求は、おそらく難しいと思われます。
 (1)典型的な規定として、JR東日本やJR東海の旅客営業規則のいずれも282条1項3号では、「旅客の責任によらない事由によって、当該列車に乗車することができないとき」には「旅行の中止並びに旅客運賃及び料金の払戻」を選択できる定めており、282条の2第1項は「旅客が旅行を中止し、乗車券類を駅に差し出して旅客運賃の払いもどしを請求」した場合には払い戻しをすると定めていますが、一応目的地まで乗車したという事であれば、旅行の中止には当たらないと思われます。
また、(2)鉄道会社に対する債務不履行に基づく損害賠償請求の可否について、私見ですが、車掌が何度も当該他人に退席を促したということであれば、鉄道会社としてもできる限りの対応は行なっており、債務不履行と認めるのは困難と思われます。
(3)今後同様の事案が発生した場合の対応策としては、車掌さんに空いている指定席への変更をお願いする、等の方法が考えられます。もっとも、上記旅客営業規則182条の4では、座席指定券の効力につき、「その券面に指定された列車、旅客車若しくは座席に限って乗車することができる」と定めていますので、あくまでサービスであり、他の空席に変更させなかったこと自体を債務不履行とするのは難しいと思われます。

2.当該他人に対して、請求自体は可能ですが、おそらく指定席と自由席の差額分に限られるのではないかと思います。
 新幹線料金のうち、①乗車券料金については、乗車すること自体の対価であると解されるほか、②指定席特急料金のうち特急料金は高速列車に乗車して移動すること自体の対価と解されます(例えば、JR東日本・JR東海の旅客営業規則のいずれも3条9号では、「指定券」とは、乗車日及び乗車列車を指定して発売する急行券、と定義しており、急行券の特別類型であることを前提としています)。
 ③慰謝料に関しては、同種事案で現実に判決となった例まで存じ上げませんので断言はできませんが、交通事故の物損事案でも原則として慰謝料は認められませんので、本件において慰謝料が認められる可能性は低いと思われます。

3.理論上は鉄道会社への威力業務妨害罪に当たる可能性がないとは言えませんが、現実に警察官が駆けつけて強制退去まだ実行して頂ける可能性は低いと思われます。あくまで推測ですが。

2018年09月01日 20時01分
お礼メッセージ

回答を有難うございます。

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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