保釈中に外泊。保釈の取り消しはありえますか?

Legalus編集部さん 2015年05月25日

 逮捕され、勾留、起訴されて保釈金を払って保釈されました。住居の制限を守らないといけないと言われましたが、2日位外泊しました。保釈後、1週間程度の期間が経ちましたが、外泊後は住居の制限を守って家に帰っています。こうした場合でも保釈取り消しの対象になりますか?

 ちなみに、検察庁から電話で出頭命令を受けました。検察庁での逮捕はありえますか?電話では、印鑑と身分証をもってきてくれと言われています。



(20代:男性)

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Legalus編集部

     保釈が取り消される事由としては、



    1. 正当な理由なく出頭しない場合

    2. 逃亡した、又は、逃亡のおそれがある場合

    3. 罪証を隠滅した、又は、隠滅のおそれがある場合

    4. 被害者や証人に危害を加えた、又は、危害を加えるおそれがある場合

    5. 住居の制限などの保釈の条件に違反した場合



    が挙げられます(刑事訴訟法96条)。保釈が取り消される場合、すでに納めている保証金の全部、もしくは一部が没取される場合があります(刑事訴訟法96条)。当然、保釈が取り消されると被告人は収監されることになります(刑事訴訟法98条)。



     裁判所に無断で外泊をした場合、逃亡のおそれがある、もしくは住居の制限などの保釈条件に違反した場合に該当するため、保釈が取り消されうることになります。したがって、可能性としては検察庁に出頭した際に、勾留の執行停止を取り消す決定がなされた旨が示されて、刑事施設に収容されるという可能性はあり得ます(刑事訴訟法97条1項)。

     ただ、例えば無断で引っ越しをして、保釈条件で定めた住居に届いた出頭命令の期日に来なかった場合などに保釈取消が行われるケースや、保釈後に恋人宅にずっと住み続け、自宅に届いていた出頭命令を無視し続けた事例など、「長期間不在であり連絡が取れなかったために生じた」事例が多いと言えるのが実情です。



     ご相談内容から詳細はわかりかねますが、外泊中に出頭命令の電話や手紙があったが無視していた。あるいは、裁判所や検察庁、あるいは警察の職員が自宅を訪ねていたが、応対できなかったなどの事情があれば、保釈取消の可能性が高まるのではないかと考えます。



     そうでないのなら、検察庁からの電話は単純な取り調べのための出頭命令では無いかと思われます。身分証の持参は本人確認のため、印鑑は調書への捺印のためのものだと思われます。

     もっとも、厳格に解釈すれば保釈を取り消されてもやむを得ない事情があるため、一定程度の覚悟をして出頭されるべきだと思われます。

2015年05月25日

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