法律コラム

強盗

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犯罪・刑事事件

強盗なのか、恐喝なのか? 強盗 2016年11月18日

Q 金がなく、貧乏なXはコンビニで果物ナイフをちらつかせて、「弁当をよこせ」と店員Yに迫りました。店員Yは、「場合によっては殺されかねない」と思い、言われるままに弁当を差し出しました。 さて、この場合次のどちらが成立するでしょうか? 強盗罪 恐喝罪 A 正解(1)強盗罪 強盗罪は「暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した」場合に成立し(刑法236条)、...

強盗なのか、恐喝なのか?
追跡してきた警官に暴行した窃盗犯の罪は? 強盗 2014年03月27日

Q Aが歩行中のBのバックをひったくったところ、たまたま近くにいた警察官は、Bの悲鳴を聞いてAを追いかけました。Aは、捕まることを免れるために警察官を投げ倒して逃走しました。Aは、何罪に問われるでしょうか。 窃盗罪 窃盗罪と暴行罪 強盗罪 A 正解 (3) Aは、Bのバッグをひったくりました。これは、窃盗罪(刑法235条)に該当する行為です。その後、A...

追跡してきた警官に暴行した窃盗犯の罪は?
相手を眠らせて物を盗む行為は何罪? 強盗 2014年01月07日

Q 借金の返済に困ったAは、知人Bに睡眠薬入りのジュースを飲ませ、Bが眠っているすきに財布を盗みました。Aは、何罪に問われるでしょうか。 窃盗罪 強盗罪 A 正解 (2)強盗罪 通常、強盗罪が成立するためには、「暴行・脅迫を用いて」財物を奪ったことが必要になります(刑法236条1項)。そうすると、Aは、Bに対して「暴行・脅迫を用いて」財布を奪ったわけで...

相手を眠らせて物を盗む行為は何罪?
強盗利得と処分行為 強盗 2016年09月13日

~最高裁昭和32年9月13日判決~ 強盗罪といえば、暴行や脅迫によって財産的価値のあるものを無理やり奪うこと(刑法236条)。 こう言うと、ナイフでも突きつけてお金を出させ、それを奪うような状況を想像する方がほとんどでしょう。 しかし、この「財産的価値のあるもの」とは、お金だけではありません。 お金や物品のような財物(同1項)のほか、債務(借金返済など...

強盗利得と処分行為
強盗罪の暴行脅迫 強盗 2014年12月25日

~最高裁昭和23年11月18日第一小法廷判決~ 「強盗」と一口に言っても、状況によってその恐ろしさはさまざまです。 屈強な成人男性が小柄な少年に脅される場合と、お婆さんが成人男性に脅されるのとでは、被害者の怖がりようは違うでしょうし、脅し方だって、気弱な犯人と胆の座った犯人とではまた違うはず。 このうち、刑法上の「強盗罪(236条)」として扱われるには...

強盗罪の暴行脅迫
事後強盗罪の暴行 強盗 2014年07月07日

~大阪高裁平成7年6月6日判決~ 空き巣が家人に見つかってしまい、包丁を突き付けて脅しながら逃げる。 一般的には、こんな話も珍しくありません。 このように、窃盗犯人が逮捕を逃れたり、盗んだものを取り返されないようにするため、他人に暴行・脅迫を加える行為を事後強盗罪といい、強盗罪と同様の扱いを受けます(刑法238条)。 強盗罪が成立するには、「相手の反抗...

事後強盗罪の暴行
窃盗の機会と事後強盗 強盗 2014年01月08日

~最高裁平成14年2月14日決定~ 盗品を取り返されたくない、逮捕されたくないなどの理由から、窃盗犯が人を傷つけた場合、刑法はそれを「事後強盗罪(238条)」と呼んで、実力行使で財物を奪った強盗犯と同様に扱います。 ただし、事後強盗罪を認めるにあたっては、「はじめの窃盗行為(窃盗の機会)の継続中に、後の暴行行為が行われた」と言えなければなりません。 こ...

窃盗の機会と事後強盗
強盗殺人罪と強盗の機会 強盗 2014年01月08日

~岡山地裁平成8年4月15日判決~ 「強盗殺人罪(刑法240条)」と「殺人罪(同199条)+窃盗罪(同235条)」の違いは、金品目的で殺害したかどうかで決まります。 金品目的なら前者、違う場合なら後者が成立することになります。 今回の事案では、被告人の殺害行為の目的がどちらであるか、そしてその目的をどう評価すべきかが争われました。 被告人Xは、金銭の無...

強盗殺人罪と強盗の機会
逃走中の暴行と強盗致死傷 強盗 2014年01月08日

~最高裁昭和24年5月28日判決~ 強盗犯が人を殺してしまった場合、その殺人行為が強盗行為と時を同じくして行われたものか、それとも別の機会に行われたものかというのは重要な問題です。 強盗行為と同じ機会に殺人を犯せば、強盗殺人罪(刑法240条後段)という評価になり死刑か無期しか選択肢がなくなるからです。 犯人側からすれば、当然、強盗行為と殺人行為は別の機...

逃走中の暴行と強盗致死傷
強盗罪(2) 強盗 2014年01月08日

23回目の今回は、強盗致死傷罪など、裁判員制度の対象となる罪について説明します。 裁判員制度の対象となるものは、強盗致死傷罪と強盗強姦罪、強盗強姦致死罪の3つです。いずれも、強盗犯人(未遂も含む)であることが成立の条件となるため、強姦の後に強盗の意思を生じて強盗したような場合には、強姦の時点では強盗犯人ではないので、強盗強姦罪は成立しません(この場合、...

強盗罪(2)
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