執行猶予中でも就職できる?

Legalus編集部さん 2015年06月25日

 私は、懲役1年・執行猶予3年の刑をうけています。 現在、会社もやめ就職活動中です。 就職の応募条件に「禁固刑以上の刑に処せられ、その執行を終えていない又はその執行を今後受けることになっている方は応募できません。」とあります。執行猶予はこれに該当するのでしょうか?


(50代:男性)

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Legalus編集部

     執行猶予はそれに該当しないので、応募できると考えられます。


     執行猶予とは、犯情などにより、必ずしも現実的な刑の執行を必要としない場合に、一定期間刑の執行を猶予し、その猶予期間を無事に経過したときは、刑罰権自体を消滅させるという制度です(刑法25条1項)。

     
    あなたの場合、懲役1年・執行猶予3年の判決が出たということなので、刑務所に入らず、普段どおりに日常生活を送れます。3年の執行猶予期間中、罪を犯さずに過ごせば、その罪について刑罰を受けることはなくなります。

     
    ただ、執行猶予期間中に重ねて罪を犯すと、執行猶予が取消され、刑に処せられてしまう可能性があります(刑法26条26条の2)。


     また、執行猶予期間中であることで、資格が制限される場合もあります。

     
    たとえば、国家公務員などは、職員の欠格条項に、「禁錮以上の刑(死刑、懲役刑、禁固刑)に処せられ、その執行を終わるまで又は執行を受けることがなくなるまでの者」があげられています(国家公務員法38条2号など)。

     
    後半の「執行を受けることがなくなるまでの者」が、執行猶予期間が満了していない者にあたります。執行猶予期間が満了していない者は、猶予期間が満了するまで、国家公務員になることができないのです。


     一方、ご相談の場合は、就職の応募条件に、国家公務員法の定めとは少し異なり、「禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終えていない又はその執行を今後受けることになっている方」とあるようです。

     
    この場合、後半の「執行を今後受けることになっている方」には、執行猶予期間が満了していない者は含まないと考えられます。

     
    なぜなら、「執行を今後受けることになっている」とは、「執行を今後受けることが決まっている(又はその可能性が高い)」の意味と考えられ、猶予期間の経過により刑罰権が消滅する執行猶予中の者は、「将来に受けることが決まっている」とまではいえないからです。

     
    ただ、念のため就職の応募条件の記載をもう一度確かめるとともに、会社に電話するなどして確認してみると良いでしょう。

2015年06月25日

執行猶予に強い弁護士

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