子供が親の連帯保証人の場合に子供が相続放棄したら借金はどうなるの?

User image 1 Legalus編集部さん 2014年01月07日

 亡くなった父が、他人の借金の連帯保証人になっていました。その借金に関して、父以外にも主債務者の子供が連帯保証人になっています。その子供たちが、財産放棄をした場合、借金返済は誰がするのですか?



(40代:女性)

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Legalus編集部

     まず、相談者は相続放棄をしない限り亡父の連帯保証債務を他の相続人とともに相続分に応じて相続します。

     なぜなら、債務者が死亡し,相続人が数人ある場合に,被相続人の金銭債務その他の可分債務は,法律上当然分割され,各共同相続人がその相続分に応じてこれを承継すると考えられており(最判昭和34年6月19日)、連帯保証債務もこれと同じく扱われるべきだからです。

     そして、連帯保証債務を相続した以上その相続した分に応じて主債務者(以下、Aとします)と連帯して債権者に返済する必要があります。



     次に、主債務者が死亡した場合には、(相談者の父親とは別に)当該主債務の連帯保証人となっている子供(以下、Bとします)は主債務を相続します。この場合も、他に相続人がいるときには法定相続分もしくは遺産分割協議によって定められた割合に応じて相続します。

     仮にBが単独で主債務者Aを相続した場合でも、Bは連帯保証人たる地位を失うわけではありません。つまり、この場合主債務者たる地位と連帯保証人たる地位が併存する事になります。



     したがって、Bが相続放棄をして主債務者たる地位を取得しなかったとしても、連帯保証人たる地位は存在することになります。つまり、Bは相続放棄をしても当該借金を返済する義務を負う事になります。

     なお、複数の連帯保証人が、自己の負担部分を越える額を支払った場合に、他の連帯保証人に対し自己の負担部分を超える額を求償できます。しかし、 連帯保証人相互間の負担割合を決める基準については、



    1. 当事者の特約により、

    2. 特約がないときは、受けた利益の割合により、

    3. この基準がないときは、平等



    と考えられています。ですので、一度負担割合についてどうなっているかを債権者に問い合わせた方がよいでしょう。

2014年01月07日

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