借用証書の添付書類

Legalus編集部さん 2014年01月07日

 友人からお金を貸してもらうことになりましたが、印鑑証明、住民票、それに戸籍抄本まで求められました。
 「借用証書と印鑑証明、住民票だけでは、法的に効力がないから」と言うのですが、私としては戸籍まで知られたくありません。どうしても添付しなければならないのですか。

(30代:女性)

関連Q&A

公正証書のことについて教えてください。

保証人・連帯保証人 2017年01月11日

タクシー会社に勤務する友人から相談されました。会社から借金をしており、年利約15%で80万円ほど借りているそうです。毎月5万円の10回払いとの事。それを借りるにあたって同じ会社の人間に連帯保証人になってもらい公正証書を作成したそうです...

破産しても保証人が払うの?

保証人・連帯保証人 2016年12月27日

初めまして法律はど素人ですが、よろしくお願いします。 身内の話なのですが、Aさんが会社をやっていたのですが不況の波で経営がうまくいってなく、Aさんの娘夫婦に会社の一部を買い取ってもらって急場をしのぎました。 しかしまだ資金が足りずAさ...

解決してない質問があれば、新しく質問を登録しましょう!

新しく質問する

Legalus編集部

     お金の貸し借りは、民法上は「金銭消費貸借契約」と呼ばれます。
     一般に、消費貸借契約は、貸す方が「あるもの」を渡し、借りる方が種類、品質が同じものを、同じ数量だけ返すことを約束して成立します(民法587条。金銭消費貸借契約では「あるもの」が金銭であるだけです)。
     したがって、借用証書がなくても契約は成立します。借用証書は金銭の貸し借りがあったことを明らかにするための証拠にすぎません。

     「住所」は、第一義的には、借主を特定するためのものです。同姓同名の人は世間にいくらでもいるからです。住民票や印鑑証明書をつけるのは、記載された住所、押捺された印鑑に間違い・偽りがないこと、すなわち、お金を受け取り、返すことを約束した本人が、証書に正しく住所を書き、押捺したことを補強するためのものです。
     住民票や戸籍関係の書類は、借主が行方知れずになったときの探す手がかり、便宜にはなるかもしれませんが、それらの有無によって契約の効力が左右されるわけではありません。貸主とすれば、いくら書類を揃えさせようとも、逃げられてしまえばそれまでです。たとえ居所がわかっても、返済能力のない場合はどうしようもありません。その意味では、保証人を立ててもらったほうがよほど実効的です。ただ、それらの書類は、精神的に圧迫感を与えて返済を確実にする効果はあります。あなたがお金を借りようとしている人も、その辺を感じているのかもしれませんね。

     結論としては、戸籍抄本がなくても借用証書は有効である以上、貸主はそれを理由に添付を要求することはできません。戸籍はきわめて私的な情報であり、みだりに人に知られたくないという主張は妥当性のあるものです。また、印鑑証明書についても、不用意に渡すと、相手によっては実印の偽造に利用される可能性がないともいえません。

     お金を貸す方の立場が強く、借りる方が弱いのが世の常ですが、法律上は一個の「契約」にすぎません。借主としては、他の方法で確実に返済することを信用してもらうようにすれば、充分なのではないでしょうか。

2014年01月07日

保証人・連帯保証人に強い弁護士

「相談に行ってよかった」 お客様にそう思ってもらえるよう、お客様のお話を丁寧に聞き、的確なアドバイスが出来るよ...

依頼者の一番の味方となり、ベストな解決を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

【交通事故案件多数】【複数弁護士対応可】 栃木県北の頼れる弁護士

身の回りの法律トラブルの解決に積極的に取り組んでおります

解決してない質問があれば、新しく質問を登録しましょう!

新しく質問する
ページ
トップへ