特別代理人がした契約の効力

Legalus編集部さん 2014年11月18日

 先日、債権回収業者から私宛に手紙が届きました。内容は私が、連帯保証人になっているから支払いを要求する。というような内容でした。父が家を建てる際に、私と母親を連帯保証人にしたようです。
 業者が送ってきた文書には、私の名前とともに特別代理人の名前が書いてあります。
 当時私は未成年者(小学校低学年)でしたし、連帯保証人にはなれないと思うのですが、成人になった今、私に支払いの義務は生じるのでしょうか。

(20代前半:男性)

関連Q&A

前の夫の彼女から未払い金の支払い請求の邪魔をされています。

保証人・連帯保証人 2016年12月07日

前の夫の連帯保証人(アパート)になってしまい、前夫が330000円の未払いの家賃の支払いに応じないために連絡を取っているのですが(電子メールで)その私が送ったメールに誹謗中傷的なコメントを加えて彼の現在の彼女が返信してきて、支払に応じ...

成年後見人と債務の保証人を兼務できますか?

保証人・連帯保証人 2016年09月05日

作年末に父が亡くなり、母の痴呆が急速に進んでしまい、今月から老人ホームにお世話になっています。実は、十年前に母が相続で遺産が入り、いくつかの株、土地を所有。また、五階建てのマンションも建て、経営していました。マンションのローンは、母名...

解決してない質問があれば、新しく質問を登録しましょう!

新しく質問する

Legalus編集部

     債権回収業者が送ってきた文書の内容が本物であれば、あなたは原則として支払いに応じなければならないと思われます。理由は以下の通りです。


     特別代理人とは、本来の代理人(親権者や成年後見人)と本人の間で利害が対立した場合に、家庭裁判所によって特別に選任される代理人で、その事項に限って本来の代理人の代わりに本人を代理します(民法826条860条)。
     今回のケースのように、親権者が負った債務について、子がその連帯保証人になる場合、親権者が子供を代理して契約すると、子の利益を害するおそれがあるため、利害関係のない第三者が代理人となるわけです。


     以上を前提とすると、特別代理人が選任され、特別代理人によって子を代理してなされた連帯保証契約は有効ですから、あなたは支払いの義務を負うことになります。


     もっとも、この契約があなたが小学校低学年のときに結ばれたものであるとすると、契約からすでに10年以上が経過していることになります。債権は10年間行使しないと時効により消滅しますから(民法167条1項)、途中で時効が中断されていなければ、時効の成立を主張することで支払いを免れることができます。ただし、主債務者である父親に対して請求がなされるなどして時効が中断していると、連帯保証人であるあなたの時効も中断することになるため(民法457条1項)、この点についての確認が必要になります。

2014年11月18日

保証人・連帯保証人に強い弁護士

「相談に行ってよかった」 お客様にそう思ってもらえるよう、お客様のお話を丁寧に聞き、的確なアドバイスが出来るよ...

法律問題のご相談をお受けします。まずはご連絡下さい。

依頼者の一番の味方となり、ベストな解決を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

解決してない質問があれば、新しく質問を登録しましょう!

新しく質問する
ページ
トップへ