古い契約書と新しい契約書、どちらが有効?

User image 1 匿名ユーザーさん 2014年01月07日 04時10分

 父親が借金をした際に、母が連帯保証人になりました。しかし、母だけでは足りないということで、娘である私も連帯保証人になりました。

 当初、少しでも早く完済できるようにと、毎月の返済金額を高めに設定していました。しかし、父親の給料が減って返済が困難になったため、月々の返済金額を低くしてもらうことになりました。

 そこで、再度、契約書を作成することになりました。その契約書には、残債務額、月々の返済額が書いてあり、父と母が署名・押印したのです。

 そのことから、私は連帯保証人から外れたと思っていたのですが、債権者は「一番最初に作った書類が有効となるため、あなたは連帯保証人から抜けていません」と主張します。しかし、私は新しい契約書に署名もしていないし、判も押していません。契約の内容も知りません。

 現在は、新しい契約書の通り、月々の返済を行っているのに、最初に作成した契約書が有効となるのでしょうか。新しい契約書が有効なのではないのでしょうか。

(20代:女性)

匿名弁護士

 古い契約書と新しく作成した契約書ではどちらが有効か、といえば、一般には、新しい契約書が有効であり、新しい内容の契約が成立したもの、あるいは契約の一部が変更されたものと解釈すべきでしょう。
 ただ、契約書の記載内容は、成立した契約の数だけ様々であるはずですから、一概に言うことはできません。契約の性質、契約書の記載内容などから、契約のどの部分に変更があったか(あるいは、なかったか)を解釈することが必要となります。

 たとえば、新しい契約書に残債務額と月々の返済額しか記載がなく、しかも完済までの期間が最初の契約時より延長されているような場合には、保証人は当初の二名のまま変更がないため、あえて記載が省かれたものと解釈されるかもしれません。旧契約が破棄され、全く新しい契約が成立したとは考えにくいと思われます。

 なぜなら、返済期間が延長されるということは、その期間中に返済者が無資力となるリスクが大きくなるということです。それにもかかわらず、債権者が新しい契約において全く担保を取らないとすることは不合理であり、通常の意思解釈に反するからです。

 しかし、本件のように、当初の契約書で二名記載のあった保証人が、新しい契約書では一名しか記載がなかった場合はどうでしょう。
 この場合は、新しい契約書で担保について全く触れられていないわけではない上、全くの無担保とされているわけでもありませんから、保証人の数の変更が不合理だとまではいえないでしょう。
 当初二名だった保証人が一名になっていることに着目して、新契約書通りの変更があった、すなわち、あなたは保証人から外れたと解釈することができます(もちろん、債権者としては、うっかりしてあなたの名前を落としてしまったのでしょう)。

そうはいっても、あなたは債務者と親子関係にあり、お父さんの債務相続する可能性があります。したがって、債務が完済されない限り、お父さんの借金と縁がなくなったというわけではありません。

2014年01月07日 04時10分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

父の借金、連帯保証人の状況が不明なまま父が認知症を発症してしまいました。

保証人・連帯保証人 2017年12月11日

父が共同経営の知人の借金の連帯保証人になり、さらに、父名義で信用金庫から借金をして、実際は知人が使っています。 そして返さない為、もちろん父に催促状がきます。 また、携帯電話さえも父名義で知人が使用し、使用料を払わず、催促が当然父にき...

長男に愛人ができ、借金の抵当や保証人になっている家族を捨て、離婚しようとしている。

保証人・連帯保証人 2017年11月18日

息子(長男)事業の借金の抵当に入り、保証人になっている。 1. 現在住んでいる自宅。 2. 賃貸に出しているマンション(家賃 75000円) 3. 私自身。(10年前に、1億円を借入) 4. 長男のお嫁さん(一緒に、連帯保証人になって...

家の賃貸借契約の連帯保証人の責務について

保証人・連帯保証人 2017年11月14日

友人の借家の賃貸借契約の連帯保証人になっております。(保証人は2名) 賃料の支払いが滞り、家主の代理人弁護士より、滞留賃料(約180万円)の全額を7日以内に支払うよう催告通知を受けました。 連帯保証人が私のほかに1名おりますが、私の支...

滞納の途中経過を保証人に知らせず、いきなり滞納額の支払いを求めるのは、正当でしょうかお教え下さい。

保証人・連帯保証人 2017年11月09日

友人の借家の連帯保証人になっております。 賃貸借契約書では、賃料滞納が3カ月を超えた場合は、契約を解除し退去することになっておりますが、10か月滞納したことにより、何の連絡もなく、いきなり滞納額を支払うよう代理人の弁護士より催告されま...

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する

保証人・連帯保証人に強い弁護士

【初回相談無料】元裁判官の弁護士が,ご依頼者様のため,全力で弁護させていただきます。

【弁護士携帯070-2627-6876。LINE:bengoshisaito】示談・不倫・離婚男女問題実績多数...

丁寧な説明を心がけています。

【初回法律相談40分無料】一人で悩まずご相談ください。全力で向き合い解決に導きます。

【初回相談無料】【夜間・土日祝の相談可】ひとつひとつのご相談にきめ細かく丁寧にご対応します。

【京成本線堀切菖蒲園駅徒歩1分(葛飾区)】【 夜間・土曜祝の無料電話相談も可能 】【初回相談料無料/分割払い可...

ページ
トップへ