弁護士コラム

借金・債務整理

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騙してお金を借りる行為と免責の可否 借金・債務整理 2017年11月13日

「人を騙してお金を借りたことがある人は破産できない」とお聞きになったことがあるでしょうか。 破産法は、免責不許可事由の1つとして「詐術を用いて信用取引により財産を取得したこと」を挙げています(破産法252条1項5号)。人を騙してお金を借りていると、この免責不許可事由に該当し、破産をしても免責の決定を得られないこととなる場合があります。自己破産をする主た...

詐害行為取消権について②(詐害行為の類型、民法改正との関係等) 借金・債務整理 2017年10月18日

前回は、詐害行為取消権についての一般的な要件、被保全債権との関係等について検討を行いましたが、今回は、具体的にいかなる処分行為が詐害行為に該当するのか、主なものについて検討を行います。 1.贈与 →財産の減少行為として、典型的な詐害行為に当たるとされます。 なお、贈与税の特例を用いた配偶者への不動産の贈与がしばしば問題となりますが、税法上の課税の有無と...

詐害行為取消権について①(保証会社等がある場合) 保証人・連帯保証人 2017年10月09日

多額の負債を抱えた債務者において、債権者からの財産差押等を逃れるために、その所有する資産を処分してしまう場合があります。 こうした財産処分行為について、例えば形式的に不動産を知人名義に場合において、通謀虚偽表示と認められる場合には無効となりますが(民法94条1項)、通謀虚偽表示に当たる場合以外でも、一定の場合には債権者のための「詐害行為取消権」といって...

個人再生手続とは 借金・債務整理 2017年09月16日

個人再生手続とは 個人再生手続とは、原則3年間一定額の返済を続ければ、残りの債務が免責になる手続です。 例えば、1000万円の債務がある方が、200万円を返済する計画を立てこれが認可され、実際に3年間計画通りに200万円の返済(一月あたり約5万6000円の返済)ができれば、残りの800万円の債務が免除されるというものです。 住宅ローンなどを除く債務の総...

自己破産手続とは 借金・債務整理 2017年09月15日

1 自己破産手続とそのメリット 自己破産手続とは、多額の借金などにより経済的に破綻した(または破綻しそうな)債務者の方が、裁判所に破産を申立て、自分の財産(財産的価値が高いものに限られます)を換価して、債権者に公平な分配を得させる手続です。 自己破産手続を行う実際の意味は,同時に免責を申立て,裁判所から免責許可決定を得ることによって、すべての債務(借金...

「偏頗弁済があると破産できない」か 自己破産 2017年09月09日

先日、債務整理のご相談を受けた方から、「他の弁護士に相談したら、『偏頗弁済があるから破産はできない』と言われた」とお聞きしました。 何をしたのか尋ねると、知人からの借金について約束した返済時期をずっと過ぎた後になって現金で返済した、という話でした。 なるほど、一般的に支払いを停止した後に特定の債権者に返済する行為は「偏頗弁済」と呼ばれ、債権者間の公平を...

破産申立の際の法的注意点②(非免責債権、破産管財人による否認等) 自己破産 2017年07月29日

破産申立の際の法的注意点について、前回は免責不許可事由について整理しましたが、今回はそれ以外に、①非免責債権、②破産管財人による否認権行使、③法人代表者の場合について整理しておきたいと思います。詳細は下記の通りとなります。 1.非免責債権について 破産手続開始申立及び免責許可申し立てに基づき、最終的に裁判所免責許可決定が確定した場合でも、あらゆる債権に...

破産申立の際の法的注意点①(免責不許可事由について) 自己破産 2017年07月25日

借金を抱えてどうしても返済が困難な場合、自己破産を選択する必要が生じる場合があります。ただ、破産手続開始申立を行なった場合でも、一定の場合において債務の免責に関して法的制約があります。いくつか主要な注意点がありますが、まず、免責不許可事由について整理しておきたいと思います。 1. 破産手続開始申立てに至る経緯において破産者の行為に悪質性が存する場合等、...

メルカリで現金出品 借金返済 2017年05月27日

最近,メルカリで現金を出品していることが話題になりました。 以前から古いコインなど希少性のある物は取引に出されていたのですが,最近話題になったのは現行紙幣です。 たとえば「1万円札4枚を4万7000円」などで出品していたのです。 普通に考えれば,そんなものを買うと損をするような気がしますが,実は買う人がいます。 その理由は,いわゆる多重債務者が,クレジ...

債務整理の方法について 自己破産 2017年05月01日

1) できるだけ早くご相談を 借金には様々なものがあります。住宅ローンや、生活費や学費を補填するための借入れ、事業の運転資金や設備投資等々。場合によっては、債務を返済するための借入れもあるでしょう。そして、返済ができなくなった理由も、人によって、会社によって、様々です。 こうした場合に重要なのは、完全に債務の返済ができなくなる前に、弁護士に相談するとい...

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