自己破産する夫と離婚したほうが良い?

User image 1 匿名ユーザーさん 2014年01月07日 04時07分

 夫とは、離婚を前提に3年ほど別居しています。今年に入って夫から、自己破産することになり迷惑がかかるから離婚してほしいといわれました。

 
そこで、(1)保証人になっていない夫個人の借金がこちらに請求されることはあるのでしょうか。また、(2)離婚した場合に今後の養育費の請求はできるのか。以上2点相談させて下さい。


(40代:女性)

匿名弁護士

 (1)夫がした借金の保証人や連帯保証人になっていない限り、妻であるあなたが夫の借金を返済する義務はありません。(2)自己破産した夫からも、もちろん養育費を請求することができます。


 まず、(1)保証人になっていない夫個人の借金が妻であるあなたに請求されることはあるのかについて、お答えします。

 
夫婦といえども、夫が個人でした借金の保証人になっていない限り、妻であるあなたが代わりに支払うべき法律上の義務はありません。

 
夫にお金を貸した人(債権者)から、代わりに借金を返すように要求されたとしても、何ら法律上の強制力はありません。それどころか、貸金業を営む者が債務者以外の者に返済を要求することは法律上禁止されています。罰則として、2年以下の懲役、300万円以下の罰金が科されます(貸金業法21条1項7号・47条の3第3号)。

 


 
このように、あなたが保証人になっていない限り、夫個人の借金が妻であるあなたに請求されることはありません。これは、夫が自己破産をした場合でも同様です。夫が自己破産をしたとしても、妻であるあなたが法律上不利益となるようなことは特にありません。


 次に、(2)夫と離婚した場合に今後の養育費の請求はできるのかについて、お答えします。

 
養育費は、これから大きくなる子どもの生活費や教育費に充てるためのものです。離婚の原因がどちらにあるかにかかわらず、負担するに相当と考えられる側が、その一部または全部を負担することになります。

 
あなたに充分な生活力がなく、子どもも小さくて働けないという状況であれば、もちろん夫に対して養育費の支払いを請求することができます。離婚をするのであれば、養育費について話し合いにより決めておくべきでしょう。

 
金額は、当事者の収入、家庭の状況などの事情を総合的に判断して、当事者の話し合いや調停などで決められます。金額を判断する際の事情の一つとして、夫が自己破産をしたことが考慮されることはあります。しかし、夫が自己破産をするからといって、それだけで直ちに養育費を支払う義務がないということにはなりません。

2014年01月07日 04時07分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

自己破産手続きの債権者の意見申述で結果が変わることはほとんどないというのは本当ですか?

自己破産 2021年07月17日

債務者より自己破産をする旨の通知を受けました。 これに対して、債権者である私は意見陳述をする予定です。 意見陳述の内容は下記のように免責許可事由がたくさんあることです。 ①債務者は2014年7月に自己破産をして免責決定を受けている。こ...

自己破産

自己破産 2021年06月29日

知人が自己破産の申立申請中に、債権者一覧に書いてない所があるみたいなのですが、支払いを続けてたら免責不許可事由になり事がありますか?

夫自己破産中。妻名義のクレジットカードは偏波弁済?

自己破産 2021年03月02日

現在、夫が自己破産を弁護士に依頼し、各債権者には通知済みで返済は止まっている状態です。 近く弁護士が申し立て予定との連絡がありました。 しかし、1月、2月に入り家計が厳しく妻名義のクレジットかでリボ払いの債務ができてしまいました。 全...

第三者(妻)が支払うことは偏頗弁済に該当するのでしょうか

自己破産 2020年12月23日

消費者金融やよろうきん、闇金から総額900万程度の借金があります。今後自己破産を考えています。弁護士への依頼はまだしていません。現在、闇金への支払い期限が迫っています。妻に相談したところ払える金額であること、闇金からの嫌がらせを気にし...

弁護士Q&Aを検索

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する