自己破産すると、あらゆる借金を払わなくて良い?

User image 1 匿名ユーザーさん 2015年07月16日 02時18分

 知人が、マルチ商法にはまった上、家庭の諸事情などから、4年程前に友人から300万円程の借金をしたそうです。その他、銀行からの借り入れが200万円近いそうです。もし自己破産をした場合、個人からの借り入れ分など、あらゆる借金の支払い義務がなくなるのでしょうか?


(40代:女性)

匿名弁護士

    個人から借り入れた借金も、免責の確定によって支払い義務がなくなります。ただ、滞納している税金など、借金の種類によっては支払い義務のなくならないものもあります。


     「破産」とは、破産者が借金を返済できない状態にある場合に、債権者に対して財産を公平に配分することを目的として行われる手続です。この破産手続を自ら申し立てる場合が、「自己破産」です。


     自己破産を申し立て、裁判所から免責許可の決定がされて確定すると、破産者の借金は、原則として全て法的になくなります。銀行からの借り入れであると、個人からの借り入れであるとを問いません。

    ただし、例外として、以下の借金の支払い義務はなくなりません(破産法253条1項)。




    1. 租税などの請求権

    2. 破産者が悪意で加えた不法行為 (たとえば、詐欺行為により他人に財産的損害を与えた場合)に基づく損害賠償請求権

    3. 破産者が故意または重大な過失により加えた、人の生命または身体を害する不法行為(たとえば、交通事故により人を死傷させた場合)に基づく損害賠償請求権

    4. 破産者が養育者または扶養義務者として負担すべき費用についての請求権

    5. 雇用関係に基づいて生じた使用人の請求権及び使用人の預り金の返還請求権

    6. 破産者が知りながら債権者名簿に記載しなかった請求権(当該破産者について破産手続開始の決定があったことを知っていた者の有する請求権を除く。)

    7. 罰金等の請求権


     よって、ご相談の場合も、裁判所から免責許可の決定がされて確定すれば、銀行から借り入れた200万円と、個人から借り入れた300万円の借金の支払い義務はなくなります。ただし、支払っていない金銭が上記1~7に該当する場合には、支払い義務を免れることはできません。

2015年07月16日 02時18分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

車の連帯保証人。車の所有者が自己破産したら?

自己破産 2017年07月11日

友人の車の連帯保証人になっています。 しかし、その友人が事業に失敗して 自己破産も時間の問題という状況です。 友人が自己破産してしまった場合、 車の連帯保証人になっている私には、 残りのローンの請求が来るのでしょうか? 教えて頂きたく...

お金をだまし取ったら、自己破産の免責不許可事由のあたるのではないかと思うのですが。

自己破産 2017年07月06日

サラ金への返済に困っている会社の部下に同情して、その全額を肩代わりしてあげ、それを無利子で長期間にわたり小額ずつ返済してもらうことで同意しました。 借用書は作成してもらい、また、サラ金には全額返済したとのお礼の連絡がありました。 (な...

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する

投稿する

自己破産に強い弁護士

【秘密厳守】【初回相談30分無料】【夜間土日対応可】一人で悩まず相談してください。必ずあなたの力になります。

クライアントファーストをモットーに、常にご依頼者様の視点に立った誠実な事件対応を心がけております。

【初回法律相談無料】一人で悩まずご相談ください。全力で向き合い解決に導きます。

身の回りの法律トラブルの解決に積極的に取り組んでおります

ページ
トップへ