自己破産すると、あらゆる借金を払わなくて良い?

Legalus編集部さん 2015年07月16日

 知人が、マルチ商法にはまった上、家庭の諸事情などから、4年程前に友人から300万円程の借金をしたそうです。その他、銀行からの借り入れが200万円近いそうです。もし自己破産をした場合、個人からの借り入れ分など、あらゆる借金の支払い義務がなくなるのでしょうか?


(40代:女性)

関連Q&A

借金により親の扶養が満足に出来ない義弟を何とかしたい。

自己破産 2017年01月19日

現在、妻の弟が義母と一緒に暮らして面倒を見ていますが、住宅ローンに加えて商工ローンや他金融機関に借金があり、その返済で生活費も捻出できない状況です。 電気・水道・電話・ガスが止められるのは頻繁で食費も足りていません。義母が病気になって...

宗教法人の破産

自己破産 2016年12月28日

友人が職員をやっている宗教法人の経営(?)がままならなくなり、 破産手続きを取ろうと彼の友人の弁護士さんに相談したところ、 その弁護士さんからの回答は「宗教法人は破産させられない」というような 内容の回答だったそうです。 弁護士さんに...

解決してない質問があれば、新しく質問を登録しましょう!

新しく質問する

Legalus編集部

    個人から借り入れた借金も、免責の確定によって支払い義務がなくなります。ただ、滞納している税金など、借金の種類によっては支払い義務のなくならないものもあります。


     「破産」とは、破産者が借金を返済できない状態にある場合に、債権者に対して財産を公平に配分することを目的として行われる手続です。この破産手続を自ら申し立てる場合が、「自己破産」です。


     自己破産を申し立て、裁判所から免責許可の決定がされて確定すると、破産者の借金は、原則として全て法的になくなります。銀行からの借り入れであると、個人からの借り入れであるとを問いません。

    ただし、例外として、以下の借金の支払い義務はなくなりません(破産法253条1項)。




    1. 租税などの請求権

    2. 破産者が悪意で加えた不法行為 (たとえば、詐欺行為により他人に財産的損害を与えた場合)に基づく損害賠償請求権

    3. 破産者が故意または重大な過失により加えた、人の生命または身体を害する不法行為(たとえば、交通事故により人を死傷させた場合)に基づく損害賠償請求権

    4. 破産者が養育者または扶養義務者として負担すべき費用についての請求権

    5. 雇用関係に基づいて生じた使用人の請求権及び使用人の預り金の返還請求権

    6. 破産者が知りながら債権者名簿に記載しなかった請求権(当該破産者について破産手続開始の決定があったことを知っていた者の有する請求権を除く。)

    7. 罰金等の請求権


     よって、ご相談の場合も、裁判所から免責許可の決定がされて確定すれば、銀行から借り入れた200万円と、個人から借り入れた300万円の借金の支払い義務はなくなります。ただし、支払っていない金銭が上記1~7に該当する場合には、支払い義務を免れることはできません。

2015年07月16日

自己破産に強い弁護士

「相談に行ってよかった」 お客様にそう思ってもらえるよう、お客様のお話を丁寧に聞き、的確なアドバイスが出来るよ...

法律問題のご相談をお受けします。まずはご連絡下さい。

依頼者の一番の味方となり、ベストな解決を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

解決してない質問があれば、新しく質問を登録しましょう!

新しく質問する
ページ
トップへ