2年半前の電子オルガンの修理代金を払いたくない

User image 1 Legalus編集部さん 2014年10月21日

 2年半前に電子オルガンを修理し、費用が42000円発生しましたが修理会社より一切請求がなく支払いできませんでした。先日、急にその会社から請求が来ましたが時効はありますか?お詫びもない状況で払いたくありません。



(30代:男性)

関連Q&A

18~20年前の借り入れ

時効 2017年04月21日

お世話になります。 昨日、都内の某弁護士事務所より「債権回収受託の通知」というハガキが届きました。 見てみると、約20年ほど前に某銀行より10万借り入れたお金の件との事でした。 昨日まで何のアクションもなかったため、大変申し訳ないと思...

債権譲受通知書が届きました。

時効 2017年03月28日

この度は、お世話になります。本日、債権譲受通知書が届きました。 昭和又は平成初期に借りました、日立信販から「キャピタルウィング」に譲受したとの内容でした。 借りました当初は支払ってましたが、その後失業し約25年程放置しておりました。 ...

解決してない質問があれば、新しく質問を登録しましょう!

新しく質問する

Legalus編集部

     債権は、10年間行使しないときは、消滅します(民法167条)。もっとも、10年より短い期間で時効の完成が認められる場合が多々あります(これを「短期消滅時効」といいます。)。



     例えば、いわゆる飲み屋のツケは1年間で消滅時効にかかります(民法174条4号参照)。



     では、今回の電子オルガンの修理代は短期消滅時効にかかる債権でしょうか。



     ここで、民法173条2号には「自己の技能を用い、注文を受けて、物を制作し又は自己の仕事場で他人のために仕事をすることを業とする者の仕事に関する債権」は、2年間で消滅すると規定されています。



     そして、この民法173条2号は、「居職人」の仕事で得た債権を想定しています。

     「居職人」とは、自分の仕事場で他人のために仕事をする仕立屋、理髪屋、洗濯屋、靴屋、建具屋等のいわゆる手職で生計を立てる職人のことをいい、相当高度の技術を駆使し、相当の経営規模を有する者は含まないと解されています(福岡高裁昭和39年3月10日、後述の最高裁昭和40年7月15日判決の原審)。

     現代では、家電の修理も「居職人」の仕事にあたると考えられます。



     電子オルガンの修理会社は、客から注文を受け、自己の技能を用いて修理をする者なので、これにあたると考えられます。



     なぜなら、電子オルガンは、見た目はピアノに近い楽器ですが、その中身は機械から成り立っており家電に近いといえます。

     そして、その修理にはピアノと異なり専門的な知識は必要とは言えず、部品の交換などの処置で済んでしまうことがほとんどであると考えられます。



     したがって、電子オルガンの修理も家電の修理と同様、「居職人」の仕事といえ、その債権は2年で消滅時効(民法173条2号)にかかると考えられます。

     今回は、2年半前に修理をされたということですので、相談者において時効による本件債権の消滅を主張されることによって、修理代金を支払わなくてもよくなる可能性があります。

2014年10月21日

時効に強い弁護士

まずは、お気軽にお問い合わせください。事務所に駐車場もあります。

解決内容を納得していただけるようなご説明と打ち合わせを心がけています

解決してない質問があれば、新しく質問を登録しましょう!

新しく質問する
ページ
トップへ