父親の虐待と養育費について

User image 1 匿名ユーザーさん 2014年01月07日 04時07分

 私達兄弟は、小さい頃から父親が嫌いです。父親は、私達が反抗すると、脅したり殴ったりします。ビールをかけられることもあり、アトピー持ちの肌のことを象の肌みたい、気持ち悪いと言われました。帰る時間が5分遅れただけで、公園で友達がたくさんいる中、怒鳴られ、殴られたこともあります。自分のやりたい物事を子供が手伝わなければ、殴るか家から出て行けと言う、高校に行くな、働けと命じる、脅す。もう限界なのですが、どうすればいいでしょうか?また、今両親が離婚した場合、母親が私達兄弟を引き取るということになると思うのですが、その場合養育費は父親に払わせることができるのでしょうか?


(10代:女性)

匿名弁護士

     まず、お父さんの暴言や暴力についてお答えします。

     
    いくら血のつながった親子とはいえ、明らかに度を越えたしつけが許される理由はありません。

     
    法律でも、親権を行うという名目で暴行罪、傷害罪その他の犯罪についてその責任を免れるものではないとしています(児童虐待防止法14条)。たとえ親権を振りかざしても「虐待」を正当化できないことが法的に明確になっているのです。


     お父さんによる暴言や暴力が現在も続いていて、家族内の話し合いではもはや解決できず、限界であると感じるのであれば、お近くの児童相談所や警察に相談してみると良いでしょう。

     
    児童相談所とは、児童福祉法第12条に基づいて、各都道府県に設けられている児童福祉の専門機関です。18歳未満の子どもに関する相談であれば、本人・家族・学校の先生・地域の人々など、誰からの相談でも受けつけてくれます。

     
    すなわち、児童相談所は、子どもの健やかな成長を願って、専門スタッフが相談・サービスにあたり、ともに考え、問題を解決していく、子どものための機関なのです。


     児童相談所に通報や相談があると、職員が調査し、何らかの措置が必要であると判断されたら、助言指導や、継続指導、児童福祉司による指導、そして施設入所等の措置がとられることがあります(児童福祉法第12条2項27条1項2号3号、28条など)。

     
    もし、施設に入所する必要があると判断された場合には、家から離れ、お母さんとも日常的には会えなくなる可能性があるため、ご家族でよく相談して、慎重に判断してください。


     次に、あなたのご両親が今後離婚した場合の、養育費についてお答えします。

     
    養育費とは、未成熟の子が社会人として独立自活できるまでに必要とされる費用のことをいいます。

     
    養育費の負担割合を定めた法律の規定はないので、まずはご両親の協議に委ねられています。合意がまとまるようであれば、離婚の際に、合意に基づいた「公正証書」を作成しておくと良いでしょう。ご両親の双方が公証人役場に出向き、合意内容を公証人に説明して、公正証書を作成してもらうのです。

     
    この公正証書を作成しておくと、万一、養育費が支払われなかった場合でも、裁判を行うことなく、直ちに強制執行ができます。


     ご両親の協議が調わない場合には、養育費の負担割合は、家庭裁判所(調停および審判)によって、父母それぞれの収入や資力に応じて定められます(民法766条同879条家審9条1項乙類4号)。

     
    たとえ、あなたのお母さんが子どもの「親権者」になったからといって、それだけを理由にすべて養育費を負担したり、その分多く養育費を負担するということはありません。

     
    お父さんにもまた、収入や資力に応じた養育費の支払い義務があるのです。

2014年01月07日 04時07分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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