養育費の減額を請求しましたが拒否されました

User image 1 匿名ユーザーさん 2014年01月07日 04時08分

 10年前に離婚し、3年前に再婚し子供を授かりました。2年前から私の母(父は居ません)が体調不良で私が扶養しております。今までは妻が働いてくれていた為、元妻への養育費の支払いは出来たのですが妻は働けなくなり、今後の生活が不安です。

 子供1人9歳の養育費の減額は出来ますか?

 なお、元妻に減額の請求をしましたが拒否されました。元妻は看護士として働いており両親と共に実家に住んでいますが、年収は教えてくれません。


(30代:男性)

匿名弁護士

 あなたは、養育費を減額するために、「養育費の額の変更を求める調停(子の監護に関する処分)」(民法880条家事審判法9条1項乙類8号、家事審判規則53条)を相手方の住所地の家庭裁判所又は元奥さんとの合意で定める家庭裁判所に申し立てるとよいでしょう。


調停」とは、当事者同士が話し合って合意によって紛争の解決を図るものです。原則として本人が出頭して、非公開で行われます。解決までに要する時間も比較的短くすみます。申立て手数料も訴訟に比べて安く、養育費減額請求では、対象者となる子供1人につき、収入印紙1、200円、連絡用の郵便切手が申立てに必要な費用です。

 この減額の「調停」が両者の合意により成立すれば、確定した審判と同一の効力が生じることとなります(家事審判法21条1項)。



 一方、「調停」が不成立となれば、調停を申立てた時に審判の申立てがあったとみなされ(26条1項)、審判手続きに移行します。

 審判手続きとは、裁判官が、当事者から提出された書類などの資料に基づいて判断を決定する手続きです。



 では、審判手続きに移行した場合に、養育費の減額は認められるのでしょうか。

 この点につき山口家裁の平成14年12月16日の審判が参考となります。

 この審判で裁判所は、養育費の額が決まった当時に比べて申立人の収入が著しく変化し減少したこと、再婚し新たな家庭が出来、2子を儲けるなどしたため生活費を確保しなければならない等申立人の生活状況が大きく変化したこと、といった事情の変更を考慮して、養育費の減額を認めています。具体的には、従前の子供3人分の養育費合計10万5千円を9万円に減額しています。



 今回のケースでも、3年前に再婚し子供を授ったこと、現在の妻が働けなったこと、2年前からあなたのお母さんが体調不良となりあなたが扶養していること等事情の変更が認められます。また、元奥さんが看護士として働いており収入が増加している可能性もあります。

 このような事情の変更を加味すると、養育費の減額が認められる可能性は十分あるでしょう。

2014年01月07日 04時08分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

不払い養育費を減らすには裁判しかありませんか?

養育費 2018年09月15日

不払いにしていた養育費が数百万円になります。 8年前に自己破産したことや転職し年収が減った事を理由に不払い分を減額するには裁判を起こせばどの位減額できますか?

養育費の減額を認めたくない場合。

養育費 2018年09月13日

養育費の減額申し出がありました。 受け入れるつもりはありません。 調停もいくつもりもありません。 そうなった場合養育費はどうなるのでしょうか?

元旦那再婚、養育費支払い中の中逮捕、今後の養育費について

養育費 2018年09月11日

離婚して元旦那は再婚され子供もいる状態です。 家庭裁判所で養育費について話し合いをし、それからは毎月ちゃんと支払って頂いています。しかし、先日元旦那が逮捕されました。まだ奥様とは婚姻状態ではあります。元旦那のご両親と話し養育費について...

養育費の減額審判と強制執行

養育費 2018年09月03日

不払いだった養育費が数百万円あり、強制執行すると言われました。 給与が減ったため減額審判をしたいのですが、不払い分が減額になる確立はありますか? 強制執行が始まってからでは審判による減額はできないのでしょうか?

弁護士Q&Aを検索

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する

Go To Top Html