養育費の先払いは可能?

Legalus編集部さん 2015年08月07日

 今年に入ってから妻と別居しています。

 元々の原因は私の不貞行為ですが、5年前に発覚した際に、子供のこともあるので、しばらくは離婚をせずに「仮面夫婦」でいようという話になりました。

 その後も夫婦間の溝は埋まらず、妻が不貞の事実を承知してから5年以上経って時効になってるので、元不倫相手に迷惑も掛らないと思い、やっぱり離婚したい気持ちが強くなってきました。

 妻は正社員で約300万程年収があるはずです。子供は二人で、上が17才の高2で、下が15才の中3です。来年の受験が終わってから離婚調停しようと思ってます。

 住居は現在私が賃貸で単身生活し、妻と子は10年前に新築した私名義の戸建て住宅に住んでいます。

 恐らく妻は現在の住宅を出る事を望んでないと思うのですが、住宅ローンを支払って、現在の賃貸の家賃に更に養育費となればかなり厳しい状況に置かれます。住宅を売却すれば、トントンか僅かなアンダーローンだと思います。



 そこで思いついたのですが、離婚した場合に私に権利がある財産分与分を放棄するので、養育費の先払いという形で養育費を免除してもらうことは可能ですか?財産分与分が少額の場合、子が成人するまでの不足分の養育費は支払うつもりです。

 また、妻と子が住み続けるためには、残債分について妻が新たにローンを組み、名義を変える方がベターでしょうか?(10年以上正社員で一定の収入があるので、審査が通る可能性が高いと思います)

 ただ、審査が通らない場合や新たにローンを組むことを拒否されたら、住宅ローンは私が支払って、妻から家賃をもらうことは可能でしょうか?また拒否されたら無償で住わせないといけないのでしょうか?



(40代:男性)

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Legalus編集部

     まず、「財産分与を放棄するので、養育費の先払いという形で養育費を免除してもらうことは可能ですか」とのご相談ですが、結論からいえば可能です。ただ、「放棄」とか「免除」というものではありません。



     離婚をした場合には、財産分与をすることになりますが、夫婦共有財産として、住宅があるだけということを前提として説明をします。住宅については残ローンがあるということで、しかもアンダーローンだということです。話をわかりやすくするために、残ローンが3000万円、住宅の売却価格が3300万円とすると、アンダーローン分は300万円となりますので、これを按分し、150万円が財産分与額となります。

     そこで、このあなたが取得する財産分与額150万円を養育費に充当することになります。この方法は、住宅を売却した場合にできる方法です。つまり、住宅を売却して残った金額を等分に分けることになりますが、あなたが受領する分を養育費の先払いとして奥さんに支払うというだけのことです。



     そして、この方法は住宅を売却しない場合には、おそらく採ることができない方法だと思われます。というのも、住宅を売却しない場合、(住宅があなたの手元に残るため)不動産時価と残債との差額の2分の1である150万円をあなたが、奥さんに支払う必要があるからです。



     次に、「残債分について妻が新たにローンを組む」ことについてですが、法律論というよりも、どのようにするかという問題です。家庭裁判所などでの調停では、現在の住居に住み続けたいということで、そのような案が提出されることもあります。もっとも、この方法は、住宅が奥さんのものになる結果、不動産の時価と残債の差額の2分の1である150万円を、奥さんがあなたに財産分与として支払う能力があるかどうかにかかっています。

     あなたとしては、財産分与として受け取るはずの150万円を養育費に充当するということなのでしょうが、そうなると、奥さんは現実にお金を受け取るわけではありませんから、養育費を捻出できないおそれがあります。また、あなたはローン審査が通るとされていますが、現実には債務の借換えは非常に難しいことです。したがって、奥さんが新たにローンを組むというのはかなり難しい選択ではないかと思われます。



     最後に住宅ローンをあなたが払い続けるとした場合、あなたが、奥さんに対して、不動産の時価と残債務との差額の2分の1である150万円を奥さんに財産分与として支払うことができるのであれば、財産の清算は済んでいますので、奥さんから家賃を徴収することも可能です。

2015年08月07日

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