『ラブホテルには行ったけれど、何もしていない』は通用する?

User image 1 匿名ユーザーさん 2014年01月07日 04時06分

 妻が5年前から不倫をしており、半年前に探偵に調査を依頼しました。そして、妻と不倫相手がラブホテルに出入りする写真(2回分)と相手の名前を入手しました。そこで、妻に離婚を求めました。ところが、妻は、ラブホテルには入ったが何もしてない、不倫ではないと言い張り、離婚はするけど毎月家のローンや生活費を合わせ10万以上払うか、まとまったお金を払わないと印を付かないと言っています。

 不倫されたのに、この金額。生活費は払わないといけないものですか?

 とりあえず、現在は家と車のローンと光熱費は僕の口座から落ち、嫁と2人の子どもに数万の生活費は払ってます。



(30代:男性)

匿名弁護士

 まずは、奥さんとよく話し合い円満に協議離婚をされることをお勧めします。もし、奥さんとの話し合いによる協議離婚が進展しない場合は、家庭裁判所に離婚調停の申立てをして下さい。そして、調停が不調に終わった場合には、離婚を求めて裁判をすることになります。日本では調停前置主義を採用していますので、いきなり裁判離婚をすることはできません。

 裁判離婚をするには、民法770条1項に列挙されている離婚原因が必要となります。相談者の場合は、奥さんの不倫を理由に離婚を求めることになるので、770条1項1号の「不貞行為」があったことを離婚原因として主張することになります。

 ここで、不貞行為とは、配偶者のある者が、自由な意思に基づいて、配偶者以外の者と性的関係を結ぶことをいいます(最判昭和48年11月15日)。そして、裁判おいて不貞行為があったと認定されるためには、不貞行為そのものの証拠(例えば、当該行為の最中を撮影した写真)は必要ではなく、不貞行為があったことが相当程度の蓋然性を持って推認できるだけの証拠があればよいとされています。すなわち、一般人の感覚を持ってしてかなりの確率で不貞行為があったであろうということが立証できれば、不貞行為は認定されます。

 本件の場合、奥さんと不倫相手がラブホテルに出入りする写真(2回分)があるということなので、裁判では不貞行為があったと認定されると考えられます。

 したがって、本件では、離婚原因である「不貞行為があったとき」(民法770条1項1号)が存在すると言えます。


もっとも、不貞行為が婚姻関係破綻後の場合は、当該不貞行為と離婚との間の因果関係が認められないので、これを離婚原因として離婚することはできません。裁判では、相手側がこの点を主張してくるものと考えられます。

また、生活費の支払いについてですが、奥さんから財産分与の申立てがあれば、この生活費は財産分与として支払う必要があると考えられます。なぜなら、財産分与請求権は慰謝料請求権とは異なり、必ずしも相手方が不法である必要は無いからです。本件では、相談者に非がなくても奥さんから財産分与の申立てがあれば、その金額は裁判等で決まるとして、いくらかは支払う必要があると考えられます。

2014年01月07日 04時06分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

携帯返却について。

不倫・不貞・浮気 2021年08月14日

今旦那と別居、調停離婚中です。 私の不倫行為によるものです。 発覚したのは、勝手に携帯を見られそれから強引に携帯をとりあげられました。 何度も返してほしいと言ったのですが、証拠になるからと返す気がありません。 調停離婚をする際に、私も...

離婚裁判について

不倫・不貞・浮気 2021年08月08日

失踪していた妻が他の男の子供を出産していて離婚調停を起こされていましたがわたしが納得出来ないので不調にしました。今回、不貞行為をした妻から離婚の裁判の書類が届きました。内容は別居の原因は全て私にあり別居中も私から一切連絡も無いので婚姻...

離婚調停及び離婚裁判

不倫・不貞・浮気 2021年07月28日

会社の廃棄予定の物をゴミ箱から持ち帰りネットにて販売をした事が会社に分かり、退職勧奨により自己都合扱いにて務めていた会社を退職致しました。 それが引き金となり妻から離婚申立をされ来月より離婚調停が始まります。 離婚の理由として挙げられ...

夫が職場の女と毎日LINEしてます

不倫・不貞・浮気 2021年06月27日

夫が職場の独身女性と毎日ラインをしています。その女は夫が既婚者であることを知っています。ラインのパスコードがたまたま解除でき、見てしまいました。職場から別々に出てランチに行ったり、通勤を待ち合わせて同じ車両に乗ったり、休日も私には散歩...

弁護士Q&Aを検索

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する