探偵の調査はプライバシーの侵害に当たらない!?

User image 1 匿名ユーザーさん 2015年07月22日 01時50分

 配偶者のある女性と交際していたところ、相手の夫が私立探偵を雇い、写真を撮られました。ホテルに入るところを撮ったものはないのですが、普通に歩いているところなどを撮られています。

 相手はそれらの写真を証拠として損害賠償を請求すると言っていますが、尾行したり、無断で写真を撮ったりするのは、プライバシーの侵害にならないのでしょうか?


(30代:男性)

匿名弁護士

 どこに住み、誰と暮らしているか、何という会社に勤務し、退社後どんな行動をとっているか・・・このような事実は個人的な情報として他人にみだりに知られたくない事実であり、プライバシー憲法13条)で保護されるべき情報にあたります。



 もちろん、住居の外部での行動は、その性質上、人に見聞きされ知られることを承知の上でなされていることですから、一定の程度でプライバシー権の放棄があったものと考えられます。したがって、住居の内部と同じ程度の保障が及ぶと考えることはできません。



 しかし、たとえ住居の外部での行動であっても、正当な理由がないのに尾行したり写真を撮ったりすることは許されず、そのような行為はプライバシー権の侵害にあたります。


 ただ、正当な理由がある場合には、そのような行為も違法性が阻却される(つまり、正しいこととして認められる)ことになります。本件のような場合がその例です。



 あなたと交際している人は既婚者なのですから、配偶者に対し貞操を守る義務(民法770条1項1号参照。明文は定められていませんが、不貞行為が離婚原因とされていることから認められると考えられています)があります。この義務に違反した場合、刑事上罰せられることはありませんが、夫婦関係に対する侵害行為(貞操権に対する侵害)として、民事上の不法行為責任民法709条)を問われる可能性があります。



 そのような場合、配偶者やその交際相手の不貞行為をつきとめ、その証拠として写真を撮ることは、夫(妻)として正当な理由があると考えられます。また、興信所等によってなされた場合は、正当業務行為として違法が阻却されると考えられます。



 しがたって、本件の場合、既婚者と交際しているという事実がある以上、プライバシー侵害行為とはなりません。

2015年07月22日 01時50分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

携帯返却について。

不倫・不貞・浮気 2021年08月14日

今旦那と別居、調停離婚中です。 私の不倫行為によるものです。 発覚したのは、勝手に携帯を見られそれから強引に携帯をとりあげられました。 何度も返してほしいと言ったのですが、証拠になるからと返す気がありません。 調停離婚をする際に、私も...

離婚裁判について

不倫・不貞・浮気 2021年08月08日

失踪していた妻が他の男の子供を出産していて離婚調停を起こされていましたがわたしが納得出来ないので不調にしました。今回、不貞行為をした妻から離婚の裁判の書類が届きました。内容は別居の原因は全て私にあり別居中も私から一切連絡も無いので婚姻...

離婚調停及び離婚裁判

不倫・不貞・浮気 2021年07月28日

会社の廃棄予定の物をゴミ箱から持ち帰りネットにて販売をした事が会社に分かり、退職勧奨により自己都合扱いにて務めていた会社を退職致しました。 それが引き金となり妻から離婚申立をされ来月より離婚調停が始まります。 離婚の理由として挙げられ...

夫が職場の女と毎日LINEしてます

不倫・不貞・浮気 2021年06月27日

夫が職場の独身女性と毎日ラインをしています。その女は夫が既婚者であることを知っています。ラインのパスコードがたまたま解除でき、見てしまいました。職場から別々に出てランチに行ったり、通勤を待ち合わせて同じ車両に乗ったり、休日も私には散歩...

弁護士Q&Aを検索

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する