不倫相手に脅迫され支払った手切れ金を取り返したい!

Legalus編集部さん 2014年01月07日

 私は前夫との離婚協議中、独身男性と不倫関係にありましたが、私が別れたいとその男性に言ったところ、「お前の夫に全部バラす」「お前の家族に危害を加える」などと言い、数百万円の手切れ金を払うように電話やメールで何度も脅迫されました。

 別れる時に数百万円も支払うのは納得出来ないと思いましたが、度重なる脅迫電話やメールに私は狼狽し、結局そのお金を支払いました。

現在は離婚が成立したこともあり、あの時に支払ったお金をなんとか取り返せないかと考えるようになりました。

 支払ったのは3年ほど前の話ですが、今から法的手段によってそのお金を取り返すことは可能ですか?その際、相談するのは警察・弁護士のどちらが適していますか?

 ただ、証拠となる当時の携帯の着信履歴やメールは全て消してしまいました。物的証拠がない状況で、私に勝ち目はありますか。


(年齢不詳:女性)

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Legalus編集部

     まず、警察・弁護士のどちらに相談すべきかの点についてですが、警察は刑事責任の追及をする機関ですから、警察に相談することにより事案によっては相手方に脅迫罪(刑法第222条)・強要罪(同法第223条)恐喝罪(同法第249条)での刑事処分を求めることはできても、お金を取り返すことはできません。


     お金を取り返す為には民事手続きによる必要がありますが、民事手続きにより相手方から手切れ金を取り返せるかについては、手切れ金の法的性質とも関係します。つまり、不倫関係は法律婚主義・一夫一婦制を採用する日本の法律からすると、不法行為(民法第709条)にあたりますが、民法第708条は、法律は不正に手を貸さないとの考えにより、「不法な原因のために給付をした者は、その給付したものの返還を請求することができない。」と定めているからです。

     この点、手切れ金は不倫関係を解消し正常な関係に戻るためのお金ですからその返還を請求しても正義に反することは無く、「不法な原因のため」の「給付」とはいえないので民法第708条は適用されず、あなたは真意に基づかずに支払った手切れ金の返還を請求できると考えられます。

     具体的には、あなたは相手方からの強迫によりなされた「数百万円の手切れ金を払う。」との約束を取り消し(同法第96条1項、第121条)、支払った手切れ金の返還を請求することになります。この強迫行為による取消権は、あなたが相手方からの強迫による呪縛から解き放たれて5年以内に行使する必要があります(同法第126条)。


     もっとも、あなたに物的証拠が何も無い状況で裁判に持ち込んだ場合、残念ながらあなたの勝訴の可能性は低いものとなるでしょう。なぜなら、裁判の手続き上、あなたの側で(1)強迫行為があったこと、(2)手切れ金を支払ったこと、(3)手切れ金の支払いと強迫行為による畏怖との因果関係を証明しなければならないからです。

     また、今せっかく相手方との接触が断たれている状況なのに、それを蒸し返すことによりあなたが失う可能性があるものについても考慮が必要です。数百万円もの手切れ金を要求する人物が、あなたからの裁判をきっかけに更にあなたに対して嫌がらせをする、あなたの元夫に不倫関係があった事を話すなどの危険はありませんか。あなたが離婚をされた原因がこの不倫関係とは無関係であったとしても、時期的に重複する部分がある以上、元夫があなたに対してこの不倫関係に基づき慰謝料請求を行い、あなたはそちらにも労力を費やさなければならないことも考えられます。


     これらのリスクを踏まえた上で、あなたがどうなさるかよく考えて結論を出してください。

2014年01月07日

不倫・不貞・浮気に強い弁護士

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