プレゼントを返さないと訴えられる!?

User image 1 匿名ユーザーさん 2014年01月07日 04時07分

 ある独身男性と何度か食事をして、その帰りにタクシー代や、ブランド物をプレゼントされました。しかし、もう会うのは辞めたい旨を話したら、今まであげたものを返せと言われ、断ったら、民事訴訟を起こすと言われました。お付き合いをしている訳でも、婚約をしている訳でもなく、性的関係も全くありません。金品は返さなくて良いと聞きましたが本当でしょうか?そして、勝ち目がないと分かっていても、訴訟を起こす事ってできるのでしょうか?これを恐喝ととらえて、逆に私が訴える事は可能なのでしょうか?教えて下さい。


(20代:女性)

匿名弁護士

     男性の請求には理由がないので、真に受ける必要はありません。毅然とした態度で、「本当に訴訟を起こすなら受けて立つ」と言えば、それで終わると思います。


    1、男性からもらったプレゼントを返す必要性


     全くありません。

     
    あなたが男性からタクシー代やブランド物をもらった行為は、「贈与」(民法549条)にあたります。おそらく書面を交わしていないでしょうから、ひとたび履行されてしまえば、後から取り消すことはできません(民法550条)。

     
    したがって、男性はあなたに品物を「返せ」と要求することはできません。ましてや、金銭に換算してその返却を要求する権利など、全くありません。


    2、勝ち目がなくても訴訟を起こせるか


     訴訟を起こすこと自体は可能です。ただ、まったくの嫌がらせのためだけに訴訟を提起した場合など、権利の行使が、社会通念上被害者が認容すべきものと一般的に認められる程度を超えたときは、権利濫用として不法行為となります(民法1条3項709条)。

     
    ご相談の場合、男性が実際に訴訟を起こすとすれば、あなたに渡した物はプレゼントではなく、貸し渡したものだと主張して返還請求をすることが考えられます。ただ、それを証明する責任は男性にあるので、証明できる見込みもないのに、あなたへの嫌がらせのためだけに訴訟を起こした場合は、不法行為となります。逆にあなたが男性に対して損害賠償を請求できます(民法709条710条)。

     
    なお、請求にまったく身に覚えがなくても、男性から訴状が届いた段階にいたっては、放置してはいけません。速やかに訴状を確認し、必要な場合は弁護士に依頼するなどして、適切に対応することが必要です。民事訴訟では、何ら主張しない当事者は争う権利を放棄したものとされてしまいます。相手の請求に理由がないならば、あなたもその旨主張して、請求を退けなければならないのです。


    3、恐喝として訴えられるか


     プレゼントしたものを返せと請求するだけでなく、脅迫または暴行を用いて返せと要求する行為には、恐喝罪が成立します(249条1項、10年以下の懲役)。たとえ正当な権利行使の範囲内であっても、その請求方法や態様によっては恐喝罪が成立するのです。

     
    そのため、あまりに悪質であれば恐喝罪で告訴することができますし、恐喝行為により精神的損害を被ったとして慰謝料を請求することもできます(民法709条710条)。

2014年01月07日 04時07分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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