中絶することに対する慰謝料は請求できる?

User image 1 Legalus編集部さん 2016年03月30日

 妊娠したので、彼に産みたいと言い張りましたが、仕事を言い訳におろすよう言われました。何度お願いしても「無理」の一点張りで、彼はとりあえずと言って10万円私の口座に中絶費用を振り込んできました。

 
しかし、同意書の彼が記入すべき箇所は私に書け、判も適当なものを買って押せと言って、直筆してもらえません。私は彼との結婚を考えていたので...赤ちゃんをおろす悲しみと彼の残酷な態度に毎日涙が溢れでてきます。彼と別れて慰謝料を請求することを考えていますが、もし術後に請求する場合、同意書に彼の直筆がないと彼が父親だという証拠がないので...慰謝料は請求できないのでしょうか?


(20代:女性)

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Legalus編集部

     残念ですが、結論から申し上げますと、出産や中絶に係わる費用の分担については問題なく請求できるのですが、中絶についての慰謝料請求は難しいでしょう。

     今回のケースでポイントとなっているのは、「双方の合意の基に、お二人が性交渉に臨んでいる」という点です。



     たとえば、女性が男性に無理やり性交渉を強制され、その結果の妊娠、そして中絶といった経緯があれば、中絶に対する慰謝料は当然ですが請求ができます。

     しかし、今回の場合は妊娠をしたのは双方の自己責任となってしまうため、酷な言い方ではありますが、ご相談者様自身にも責任があるのです。そのため、中絶をすることになったとしても、相手男性に対して中絶の慰謝料を求めることはできません。



     慰謝料が発生しないので、子供の父親であることを証明する目的のために男性に対し中絶同意書のサインを迫る必要もなくなってしまいます。

     ただし、相手の男性はご相談者様に中絶を迫っているわけですから、その同意書にサインをする義務はあるでしょう。これは、相手男性に責任を取ってもらうということもそうですが、何よりお二人が中絶の同意書にサインをしない限り、その中絶が違法となってしまうからです。



     少し話はそれますが、日本における適法な中絶について解説しましょう。

     この場合、医師は、中絶手術を受ける本人とその配偶者、もしくは相手男性の同意を署名や捺印によって得ることが求められます。

     なおこれは、「母体保護法14条」で定められています。これを守らないと、刑法上犯罪となってしまいます。



     ただし、本来はよくないことですが、実際には病院側が本人確認を行うことは少なく、親や友人が、同意書の父親の欄に代筆で名前を記入する、といったことも少なからずあるようです。「どうしても相手男性がサインをしてくれない・・・」というケースは、残念ですが意外に多いのかもしれません。

     だからといって、ご相談者様の相手となる男性がサインをしなくていい、ということにはなりません。彼に対しては、毅然とした態度で責任を取ってもらいましょう。



     ちなみに、もしもご相談者様と相手男性との間に婚約が成立していたのであれば、名目は変わりますが、婚約破棄を理由として慰謝料請求ができます。

     婚約の成立は、特別な儀式や形式(結納等)がなくても、男女間において将来夫婦になる合意があったと認められればよい、とされています。たとえば、将来結婚をする予定であることを親や兄弟、友人などに伝えていたか、お二人が合意の下で新しい生活関係を形成していたか、継続的な性関係があったか、といった事情を総合的に考慮して判断がなされます。

     ひとつの方法として、覚えておいてください。



     なお、冒頭でもお伝えしていますが、出産費用や中絶費用については、分担の請求が可能です。さらに言えば、もしも出産をされたのであれば、養育費の請求も可能です。もしも相手男性が「自分の子供ではない!」と言い張ったとしても、調停や訴訟によって強制認知をさせることができます。

     今は不安が多く、心も落ち着かないかとは思いますが、今後のご自身の人生に大きく係わる重大な決断です。じっくりと考えて、答えを出してください。

2016年03月30日

妊娠・中絶に強い弁護士

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