妻子ある男性の子を妊娠。相手に慰謝料を請求できる?

Legalus編集部さん 2014年01月07日

 妻子ある男性の子を妊娠してしまいました。
 彼は子供をおろして、別れてほしいと言ってきています。私は子供は生みたいし、彼と一緒にもなりたいです。しかしそれが無理なのであれば、私の精神的ダメージと肉体的ダメージを考慮して慰謝料を請求できないでしょうか。

(20代前半:女性)

関連Q&A

中絶費用について

妊娠・中絶 2016年11月28日

付き合っていない彼の子を妊娠してしまいました。 彼からアプローチをされ連絡をとるようになり、正式な言葉を交わさないまま性行為をしてしまいました。 つわりもほとんどなく気づくのが遅すぎた為に現在お腹の子は9週目に入っています。 話したい...

お互い未成年 妊娠 慰謝料

妊娠・中絶 2016年10月31日

高校2年生で妊娠発覚し、相手(同い年)と話し合いお互い産みたい、 二人で育てていきたいという結論になりました。 妊娠発覚してから二人の間で口頭ですが婚約していました。 何回もの話し合いの末、お互いの親に了承してもらい、学校の先生方にも...

解決してない質問があれば、新しく質問を登録しましょう!

新しく質問する

Legalus編集部

     まず、相手の男性が仮に「妻と別れて結婚する」などと話していたとしても、それを理由として法的に結婚を強制することはできません。したがって、金銭的な解決、つまり損害賠償責任を追及することになります。

     そこで、どのような損害について賠償を請求できるか考えてみると、妊娠中絶のための諸費用、体を悪くして病院通いをしたとすれば治療費、勤めを辞めざるを得なくなったり、後遺症が残って労働能力が失われた場合の逸失利益慰謝料などが考えられます。

     しかし、これらの損害を相手の男性に賠償させるには、不法行為(民法709条、710条)が成立しなければなりません。つまり、相手の男性が故意または過失によって、あなたの貞操権などを侵害したということが証明されなければならないのです。
     この点、夫婦や内縁
    、婚約者のように社会に容認されている男女関係の場合には、こうした不法行為の成立を認める裁判例もありますが、不倫関係の場合に不法行為の成立を認めた例は多くありません。
     代表的な判例は、例外的に法律が保護する場合を、「情交の動機が主として男性の詐言を信じたことに原因している場合で、男性側の情交関係を結んだ動機、詐言の内容程度およびその内容についての女性の認識等諸般の事情を斟酌し、女性側における動機に内在する不法の程度に比し、男性側における違法性が著しく大きいものと評価できるときには、貞操等の侵害を理由とする女性の男性に対する慰謝料請求は、許される」としています。

     したがって、不倫関係に至った際の状況が問題となりますが、男性が詐言を弄したり、巧妙な甘言で誘惑したというような著しく大きな違法性が認められない限り、不法行為は成立せず、損害賠償を請求することもできないということになると思われます。

2014年01月07日

妊娠・中絶に強い弁護士

お客様一人一人に会った解決方法をご提案します

【堺市】南海本線堺駅すぐ

身の回りの法律トラブルの解決に積極的に取り組んでおります

解決してない質問があれば、新しく質問を登録しましょう!

新しく質問する
ページ
トップへ