重婚的内縁は法的に保護されない?

Legalus編集部さん 2016年01月06日

 私は既婚で夫と子供達がいますが浮気をしていた彼と結婚を前提に同棲していました。最近ようやく夫が離婚に応じて調停の話になりました。ところが、離婚が決まったとたん彼が別れようと言いだしました。私にはいくところがありません。私が既婚者でも彼との内縁は認められ、彼から慰謝料はとれますか?



(不明:女性)

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Legalus編集部

     内縁関係にも法的保護は与えられ、内縁関係の不当破棄は不法行為にあたるとして損害賠償を請求することが可能です。

     ところが、今回のように法律婚をしている者が同時に事実婚もしているような重婚的内縁関係の場合には、慰謝料請求は簡単には認められません。



     重婚的内縁の法律関係については、公序良俗違反とする無効説、一定の判断基準をもとに成否を考慮する相対的無効説(相対的有効説)、準婚として保護を与えるべきとする有効説があります。

     従来、判例は重婚的内縁に否定的でした(大判大9・5・28)。しかし、最近の判例においては内縁関係と競合している法律婚の実体が事実上の破綻状態にあるか否かという点を基準として、重婚的内縁にも内縁に準じた効果を認めるべきか否かを判断しようとする傾向にあるとされています。



     内縁関係の不当破棄の事案ではなく、重婚的内縁関係がある場合の共済年金の受給権者に関しての事例ですが、以下のような判例があります。
     すなわち、判例は、本妻との婚姻関係は実体を失い形骸化している一方で内縁の妻との関係は事実上婚姻関係と同視できるので、本妻は遺族として遺族共済年金の支給を受けるべき『配偶者』に当たらず,内縁の妻がこれに当たるという判断をしています(最判平17年4月21日参照)。



     したがって、今回も法律婚の方がどれほど破綻していたか、内縁関係が事実上婚姻関係と同視できたのかによって、相談者に法的保護を与えるかどうかが決まってきます。

     その上で、内縁の夫が相談者が既婚者であることをわかったうえで結婚を前提に同棲を始めた事情や、内縁の夫から結婚の話を切り出したという事情がある場合には、慰謝料は認められやすいでしょう。

2016年01月06日

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