妻が風俗店で働いた場合、慰謝料請求ができる?

User image 1 匿名ユーザーさん 2015年07月17日 21時10分

 別居中の妻が、デリバリーヘルスで働いていた場合、慰謝料請求は出来ますか?その金額はいくらぐらいでしょうか?



(30代:男性)

匿名弁護士

     法律上、婚姻中に夫婦の一方が第三者と不貞行為をした場合、貞操義務に反しており、これが不法行為を構成する結果、損害賠償請求をしうることが一般的です(民法709条、貞操義務の根拠として民法752条民法770条1項1号に規定される不貞行為を参照)。

     ここでいう不貞行為とは、性交(いわゆる姦通)を意味します。したがって、キスや体に触れるなどの行為は含まれないのには注意が必要です。また、裁判例では「自由な意思にもとづく性的関係」が必要であるとされており、強制的にされた性交は含まれません(最判昭和48年11月15日)。



     奥様がデリバリーヘルスで勤務していた場合、性交まではしていないと思われます。というのも、デリバリーヘルスが担う役務については風営法2条7項1号において「人の住居又は人の宿泊の用に供する施設において異性の客の性的好奇心に応じてその客に接触する役務を提供する営業で、当該役務を行う者を、その客の依頼を受けて派遣することにより営むもの」と定められ、体には触れるものの、不貞行為で言うところの性交は伴わないとされます。その結果、損害賠償請求もできないと考えられます。



     仮にではありますが、奥様がデリバリーヘルスの役務を逸脱して対価を得て性交をしていた場合、(風営法違反などの別の問題は生じますが)自らの意思に基づいて性交しているため、不貞行為となります。となれば、損害賠償請求は可能です(ただし、婚姻関係が破綻したために別居になっていた場合には、できません)。こうした場合、どの程度の損害賠償請求が可能かどうかについてはケースバイケースなのでなんとも言えない部分はありますが、少ない場合数十万円程度から多くて300万円程度ではないかと思われます。実際には、婚姻期間、不貞行為が発覚する前の婚姻生活の状況、不貞行為の内容や回数、請求する側の落ち度、子供の有無など様々な事情が考慮されて金額が決まります。



     今回の相談事例では、離婚も視野に入ってくるのではないかと考えられます。不貞行為が認められなかったとしても奥様の風俗店勤務は「婚姻を継続しがたい事由」(民法770条1項5号)として離婚原因にはなると思われます。

2015年07月17日 21時10分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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