子どもが起こした事故の責任をどうとるか?

User image 1 匿名ユーザーさん 2016年08月24日 21時54分

 7月上旬に、息子(13歳)がウォーターサーバーのお湯を友達に掛けてしまいました。友達の家での出来事で、すぐにお詫びに行きました。一度は和解したのですが、その後痛がり、病院に連れて行ったそうです。そして、「傷が残るので傷害罪で訴える」との電話を受けました。再度、菓子折りを持ってお詫びに行きました。ケガは首に100円玉程度の大きさの火傷です。相手側の父親が「何かあったら連絡する」と言っていたので、毎日ドキドキしながら待っていますが、あれから何の連絡もありません。

 その後、息子はストレスを感じたのか、風邪のような症状になり毎日熱を出して登校できておりません。もうどうしたら良いかわかりません。助言をいただければと思います。



(40代:女性)

匿名弁護士

     傷害罪(刑法204条)は、故意に相手を何がしかの方法で傷を負わせた場合に成立するものです。したがって、息子さんがお友達に誤ってウォーターサーバーのお湯をかけた場合は、成立しません。

     罪が成立するとしてもせいぜい過失傷害罪(刑法209条1項)です。



     もっとも、相手方の父親が「傷害罪(正確には過失傷害罪)で訴える」と言っても、捜査機関である警察が実際に捜査をはじめるとは到底思える事案ではありません。

     子ども同士の行為でケガが生じたものの、100円玉程度の火傷であれば、「当人同士で解決してください」と言われるのではなかろうかと思われます。

     刑事事件になる見込みは、ほぼありません。ひとまずはご安心ください。



     一方、わざとではないにしろ、友達に傷を負わせてしまった場合は、損害賠償請求をされる可能性がありえます。具体的には民法709条に規定される、不法行為に基づく損害賠償請求です。

     これは、故意又は過失によって、誰かの権利侵害を行った場合、生じた損害の賠償請求をできるというものです。



     今回のケースで言えば、過失(または故意)で相手方に火傷を負わせた場合、その怪我によって生じた損害を賠償せよと迫ることは考えられます。
     しかしながら、ケガの程度が小さな火傷ですので、病院の通院治療費がメインでしょう。傷跡が残ると言っても、小さなものですし、顔などの目立つ場所でもありません。

     したがって、仮に傷跡が残ることで慰謝料が認められたとしても微々たるものだと思われます。



     相手方としては、訴訟手続を選択して、損害賠償請求をしても費用倒れになると思われる事案ですから、民事訴訟に発展することもないとは思います。



     ただ、ご子息が学校で相手方と顔をあわせ友人関係を続けていくことを考えると、誠心誠意謝罪をつくし、通院費用などは支払うことでご納得いただくように説得するのが得策ではないかと思われます。

2016年08月24日 21時54分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

子供が同級生に怪我をさせてしまいました

事故・ケガ 2017年07月19日

中学生の子供が、授業直前に別の同級生と遊んでいた相手とトラブルになり、相手を殴って怪我をさせてしまいました。 学校内でおきた事なので先生と相手側とこちらとで話し合いをしているところなのですが、相手側に医療費はもちろんのこと、付き添いを...

小学生の暴行事件においての慰謝料

事故・ケガ 2017年06月30日

小学4年生の娘が小学6年生の女の子に1時間余り暴行されました。 顔をげんこつで数回殴り、腹を数十回けり上げる、髪の毛をつかみ数十分振り回す、引きずりまわす、首を締めながら持ち上げるなどをされ 頚椎捻挫、手足の打撲、擦り傷、顔面の頬は青...

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する

投稿する

事故・ケガに強い弁護士

依頼者のために最善を尽くしていきます

【初回法律相談無料】一人で悩まずご相談ください。全力で向き合い解決に導きます。

【初回相談無料】依頼者様の満足とご納得を最大の価値として全力でサポートいたします。

企業法務から個人案件まで、いつでもどこでもあなたのパートナーでありたい

ページ
トップへ