弁護士が何もしてくれない!

User image 1 匿名ユーザーさん 2015年07月25日 02時29分

 市立の保育園において、わが子が1歳上の子に頭を押され、頚椎部の靭帯を損傷するという事故がありました。保育園に対する賠償について、有料法律相談で受けて頂いた弁護士の方に、調停・訴訟も含めて活動をして頂いております。

 
しかし、もうすでに事件の発生から3年が経過しましたが、依頼している弁護士の方からは何ら具体的な回答が得られない上に、何の報告もありません。再三に渡って、当方が電話等で連絡を試みても、何の返事もありません。このままでは、民事の時効が成立してしまい、何の保障も受けられなくなるのではないでしょうか?


(40代:男性)

匿名弁護士

     もう一度弁護士に確認しましょう。それでも何の返答もなければ、日弁連に相談して対応してもらうか、弁護士との委任契約を解除するべきです。


     まず、ご心配されている時効の点についてご説明いたします。

     
    あなたが保育園に対して賠償請求をする場合、その法律上の根拠として以下の2つが考えられ、どちらの請求をすることもできます。





    1. 国家賠償請求 (国家賠償法1条1項


    2. 債務不履行による損害賠償請求 (民法415条。ただし、あなたと保育園が保育契約を結んでいる場合です。)



     消滅時効の期間も、両者で異なります。(1)国家賠償請求権の消滅時効は3年であるのに対して、(2)債務不履行の消滅時効は10年です。そのため、3年経過してしまった後でも、(2)債務不履行による損害賠償を行うことができます。


     とはいえ、どちらの請求をするかによって、裁判における立証責任の負担の程度や、請求できる金額が異なる場合もあります。

     
    また、事件が早く解決するのに越したことはありません。弁護士に対して、現在の交渉状況や今後の見通しなどを、改めて確認するべきです。


     それでも何の返答がない場合や、弁護士が忙しくて事件処理ができない、処理の仕方に問題があるという場合には、「日本弁護士連合会」(日弁連)に相談してみましょう。

     
    弁護士に対する苦情や不満を、「市民窓口」で対応していますし、弁護士会を間に入れて解決の道を探る「紛議調停」をすることもできます。弁護士に対して懲戒請求をすることもできます(弁護士とトラブルになったら - 日弁連)。


     また、依頼人であるあなたは、弁護士との委任契約をいつでも解除することができます(民法651条1項)。現在の弁護士に見切りをつけ、新たな弁護士を頼むという選択もあります。ただ、弁護士を変えると、新しい弁護士に着手金を支払わなければなりません。


     着手金は弁護士に事件を依頼した段階で、事件の結果に関係なく支払う費用ですので、前の弁護士に支払った着手金は、返してもらうことができないでしょう。

     
    もっとも、弁護士が故意や過失により事件の処理を遅延させ、それによりあなたが損害を受けたのであれば、弁護士に対して損害賠償請求をすることもできます(民法415条)。新しい弁護士に対して、その相談も併せてしてみるとよいかもしれません。

2015年07月25日 02時29分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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