兄弟の扶養義務について

Otis0826さん 2016年12月01日

私には3歳年上の兄弟がいます。もう30歳になるというのに、誰がどのように説得しても働きにいかず、
職業訓練なども一切やろうとしません。
両親の家計が苦しいにもかかわらず食う・寝る・遊ぶの3拍子。
「親が死んだらどうするんだ?」と聞くと、平然と「お前(私自身)に養ってもらう」と言います。
私にも自分の人生があるのに、自分の人生設計がめちゃくちゃになってしまいます。
このような兄弟を、年下の兄弟が扶養しなければならないのでしょうか?
このサイトの他の質問で「互いに扶養する義務がある」という法律があることを知りましたが、「互いに」という前提があるのなら、こちらが一方的に義務付けされるのはおかしいと思うのですが、どうなのでしょうか。
ちなみに、話に一貫性がなく支離滅裂な発言を繰り返す相手なので、話し合いは不可能と考えています。

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山岸 陽平

金沢法律事務所 076-208-3227 石川県

    民法上、「兄弟姉妹は互いに扶養をする義務がある」とされており、扶養義務が存在します。
    しかし、兄弟間の扶養義務は、夫婦間の扶養義務や親の未成熟子に対する扶養義務に比べて弱いものとされています。

    兄弟間に関し、具体的なケースにおいて扶養しなければならないかどうかは、経済的に困窮している人の側の生活能力や、裕福な兄弟にどれだけの経済的余力があるかによって定まってきます。その際には、「働かない」のか「働けない」のかという点についても、十分考慮の対象となるでしょう。

    今回のご相談は、ご両親が亡くなった場合についてお聞きですが、一般常識では、親の死後には、親からの援助に期待できなくなったことを十分理解し、兄弟それぞれの努力で家庭を営んでいくべきものだと思われます。そのため、たとえば遺産分割でよほど不公平な取扱がなされた等の事情や、できるだけの努力をしても最低限の生活を送っていけないという事情があるのでなければ、具体的な扶養義務は認められにくいと思われます。

    また、仮に扶養すべきとされても、夫婦間で言うような「婚姻費用」のように相手方の生活を保つ程度のものは求められませんし、上記で述べたような事情に応じて金額が定められます。

2016年12月05日

    たしかに「兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある」と民法877条1項は定めています。

    しかし、扶養義務の程度については、生活の『保持義務』と『扶助義務』とがあり、兄弟姉妹については生活扶助義務にすぎません。

    夫婦間や社会的・経済的に自立していない子に対する親の義務である生活保持義務は、自分の生活を犠牲にしてでも、自分と同程度の生活を維持しなければいけないというものですが、兄弟姉妹間の生活扶助義務というのは、自分の生活に余力がある場合に限って助けあうものです。

    したがって、あなたの生活に余力がなければ、お兄さんを養うことはありませんから、きちんと断ったらよいです。

2016年12月03日

    そのような場合、扶養義務はないから大丈夫です。
    内藤

2016年12月02日

親子・兄弟の「縁」に強い弁護士

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