成年後見をやめたい!

User image 1 匿名ユーザーさん 2014年01月13日 21時48分

 現在、成年後見人をある司法書士にお願いしているのですが、生活費を極端に制限されるなど、成年後見の趣旨とかけ離れた対応で私生活に多大な負担をきたしています。成年後見自体をすぐにもやめたいのですが可能でしょうか。

 成年後見を始めたことで、被後見人本人は精神不安定となっていますが、金銭管理も意思疎通もでき、私生活に何の不自由もありません。



(70歳以上・女性)

匿名弁護士

 成年後見自体を辞めるには後見開始の審判の取消しという方法があります。

 本件の被後見人の方は金銭管理も意思疎通もでき、私生活に何の不自由もないということですので、精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況が消滅したといえます。この場合には、本人、配偶者、四親等内の親族等の請求により、家庭裁判所は後見開始の審判を取り消さなければならないことになっています(民法10条7条)。

 まずは家庭裁判所に後見開始の審判の取消しを申立てられることをお勧めします。



 次に、成年後見制度の利用は維持しつつ後見人を解任する場合は、以下のようになります。

 成年後見人は、成年被後見人の生活・療養看護・財産管理事務を行うにあたり、成年被後見人の意思を尊重し、かつ、その心身の状態及び生活の状況に配慮しなければならない(858条)とされています。

 後見人に不正な行為、著しい不行跡、その他後見の任務に適さない事由があるときには、後見監督人、被後見人、被後見人の親族、検察官の請求、又は家庭裁判所が後見人を解任することができます(民法846条)。

 現実には、後見人による被後見人の財産の不正使用や横領等、よほどのことがない限り解任されることはほとんどないようです。

 相談文からは成年後見の趣旨とかけ離れた対応がどのようなものかは判断できませんが、成年後見人の解任は困難であると考えられます。



 ただ、成年後見制度を利用しつつ後見人の行き過ぎた行動を制御する方法として、後見人を追加する方法(民法843条3項)や後見監督人を選任するという方法(民法849条の2)があります。

 いずれも成年被後見人、その親族の請求(後見人の追加はその他利害関係にも請求が可能です)によって家庭裁判所が必要であると認めた時に選任が可能です。

 以上の3つの方法をご検討ください。

2014年01月13日 21時48分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

自分とそりが合わない親族が後見人になった場合

成年後見人 2018年01月19日

被後見人と自分が所有している共同名義の土地を(被後見人の非居住地、今後も居住しない 固定資産は自分が払ってきた)自分が被後見人から売却という形で購入したいと考えています。 しかし後見人に選定されるかもしれない人間が、自分ととてもそりが...

親の介護で通帳を妹に預けたら一切持ってこなくなった。

成年後見人 2017年07月12日

はじめまして 父母の財産管理について質問させてください。 父は75歳で 要介護2の認定を受けていて軽い認知症があります。母は多発性硬化症(公費対象)という難病にかかっていて要介護4の認定を受けています。ともに一人では生活できないので、...

土地の所有権問題

成年後見人 2017年05月16日

元祖父母の家に住んでいます。 現在、祖父母はなくなっていてこれから孫の自分が建て替えを考えています。この土地の所有権は母と知能障害のある母の姉となっているのですが、母の姉は現在施設に入っていてモノを理解したり書いたりすることはできませ...

司法書士の成年後見人を解任したい

成年後見人 2017年04月29日

叔母(80歳)の成年後見人の解任を考えています。 叔母は現在、病院に入院していて認知症もあります。 今まで、妹にあたる私の母が叔母の資産を管理していたのですが、3年程前に正式に母が後見人の手続をしたかったのですが、依頼した司法書士が叔...

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する

成年後見人に強い弁護士

【電話でのご相談も可能です】些細な悩みでもまずはご相談ください。女性視点でお話を伺います。

【初回法律相談40分無料】一人で悩まずご相談ください。全力で向き合い解決に導きます。

お話をじっくりと伺い,難しい法律用語を使わずにわかりやすくご案内します。

【横浜駅徒歩5分】【初回相談無料】【当日・夜間・休日相談可能】依頼者様とのやり取りは全て所長である私が徹底的に...

【初回相談無料】【当日・夜間・休日・電話相談可】【24時間メール予約】弁護士がこれまでの経験とノウハウを駆使し...

【初回相談無料】女性弁護士が親身に対応します

ページ
トップへ