弁護士コラム

【労働】合理的理由のない解雇は無効

[投稿日] 2018年07月14日 [最終更新日] 2018年07月14日
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平野 謙 弁護士 平野・佐々木法律事務所

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兵庫県弁護士会には、労働トラブル当番弁護という制度があって、私も、その担当者になっているのですが、これらの相談で多いのがやはり不当解雇の事案だと思います。

世の中の解雇はほとんど不当解雇なのではないかと思うほど、中小企業や個人事業主は簡単に解雇しますが、解雇については、もともと判例により確立された「解雇権濫用法理」というものがあり、「使用者の解雇権の行使も、それが客観的に合理的な理由を欠き社会通念上相当として是認することができない場合には、権利の濫用として無効になる。」と解されてきました(最二小判昭和50年4月25日労判227号32頁参照)。

この解雇権濫用法理は、平成15年の労働基準法改正に際して労働基準法に明記され、平成19年の労働契約法制定に伴い、同法に移行されました。
つまり、現在は、判例法理であるに止まらず、法律上の要請ということになります。 

 

平野 謙 弁護士

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