連れ子養子と戸籍と相続

Legalus編集部さん 2015年04月13日

 4月に彼女と入籍する予定です。彼女には4歳になる子どもがいます(未婚で出産)。

 もし、その子どもと私が養子縁組をすれば、戸籍上では(彼女と子どもは本当の母子なのに)「養母・養子」となってしまい、彼女はそれがひっかかるようです。



 「養母・養子」でなく戸籍にちゃんと「母・子」と記載されるような方法は事実婚しかないのでしょうか‥?

 もし事実婚となれば、どんなことがデメリットとしてあらわれますか?



 また、デメリットの1つに相続の問題もあると聞きましたが、例えば、事実婚をしたとしても、私が「その子どもにも、後から生まれる(私と彼女との間の)子どもにも、ちゃんと平等に相続してほしい」と遺言にきちんと残せば問題ないのでしょうか?



(30代:男性)

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Legalus編集部

     相談者のおっしゃる通り、結婚後、相手の連れ子と養子縁組すると、戸籍の続柄は「養親・養子」と記載されます。



     相談者の恋人とその子どもが、戸籍に「母・子」と記載される方法としては、事実婚以外に、以下の2つが考えられます。



     まず、特別養子縁組をすることです。

     特別養子縁組をするには「子の利益のための特別の必要性」がなければなりません。

     ただ、この要件は、家裁審判においてかなり厳格に審査され、連れ子を特別養子にするケースは、認められにくいとされています。



     しかし、認められたケースも少ないですが、以下の事例が存在します。




    • 妻の非嫡出子と普通養子縁組をした夫婦からの特別養子縁組の申立てについて、民法817条の7に規定する「その他特別の事情がある場合」に該当するとして、特別養子縁組を認めた事例(宮崎家裁審判平成2年11月30日)


    • 妻の非嫡出子と普通養子縁組をしている夫婦からの特別養子縁組成立の申立を却下した原審判に対する即時抗告審において,民法817条の7に規定する「特別の事情がある場合」には,監護の著しい困難又は不適当な場合,又はそれに準ずる場合にとどまらず,特別養子縁組により新たな養親子関係を成立させ,父母及びその血族との親子関係を終了させることが子の利益のため特に必要と判断される事情のある場合をも含むものと解するのが相当であるとした事例(名古屋高裁平成15年11月14日決定)



     個別具体的な事情によって、「特別の事情」の判断は異なりますが、先例があることから連れ子と特別養子縁組することは不可能ではないと考えられます。



     次に、相談者とその恋人が婚姻はするが、相談者と連れ子が養子縁組をしない方法です。

     この方法の場合、恋人と子どもの続柄は「母・子」となります(なっとく法律相談「子連れ再婚、連れ子の戸籍上の続柄は?」参照)。

     しかし、相談者と連れ子の間には法律上の親子関係が形成されないので、相互に扶養・相続の関係に立たなくなります。この点においては、事実婚と同じといえます。



     また、この方法の場合、相談者と恋人は法律上夫婦となり、互いに扶養義務を負い、相続関係に立ちます。事実婚(内縁関係)では、妻に相続権はありません。



     「事実婚」や「連れ子と養子縁組をしない」場合における連れ子に相続権がないという問題は、遺言によって他の相続人の遺留分を侵害しない限度において解決することができます。

     もっとも、遺言は厳格な要式行為(法律上の要件を満たすことが必要不可欠な行為)ですので、もし遺言を作成されるのであれば、弁護士に相談されることをお勧めします。

2015年04月13日

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