母が自分の意思で母の財産の相続の配分を決める事のできる方法等ございましたら教えてください。

User image 1 lu_6a6ccec0さん 2017年11月14日 16時56分

父は数年前に他界し、私達子供3人は遺留分の相続を放棄しました。
その際正式に証書を作成し、署名捺印しています。
そしてその後、母は『母自身の書いた遺言には子供全員、異議申し立てをせず、従う』という書面を自筆で書き、
そこに私達兄弟3人の署名をしています。
ところが先日母は、弟から母の書いた遺言書の内容関係なく、遺留分という権利があるので例えば、母が自宅を私達兄弟の一人に託した場合、残る二人に自宅の価格の3分の一ずつ、現金で支払う義務が自宅を相続する一人に生じるといわれ、大変憤り、不安にあおられております。
そこで質問なのですが、母が自分の意思で母の財産の相続の配分を決める事のできる方法等ございましたら教えて頂けたら幸いに存じます。

まず、子の遺留分については法定相続分の1/2であるため、推定相続人がお子さん3名であれば、遺留分はそれぞれ1/6ずつとなります。

次に、生前の相続放棄には効力は認められず、遺留分の放棄についても家庭裁判所の許可が必要となります(民法1043条1項)。
実務上は、遺留分相当額の生前贈与を前提に、遺留分の放棄が認められる場合があります。

そのため、あらかじめ遺留分相当額の現預金を他の相続人に相続させる旨の遺言を作成することは可能です。
また、お母様から特定の相続人に多額の生前贈与あるいは貸付け等の金銭関係がある場合は、相続時に精算する旨の遺言を作成する余地があります。
その他、生命保険契約締結が可能であれば不動産取得者以外の相続人を受取人にする方法が考えられますが、完全に遺留分を捨象することは容易でないため、詳細に関しては弁護士との面談相談を検討頂いた方が良いかと思います

2017年11月14日 17時21分

弁護士の佐久間篤夫です。「母が自分の意思で母の財産の相続の配分を決める事のできる方法」というのは、お母様が自ら遺言を作成することです。お尋ねの趣旨は、その遺言の内容が覆されることのない方法ということかと思います。

弟さんがおっしゃっている遺留分という権利は、家庭裁判所の許可を得て遺留分の放棄という手続に応じてもらわなければ、一方的に奪うことができません。「『母自身の書いた遺言には子供全員、異議申し立てをせず、従う』という書面を自筆で書き、そこに私達兄弟3人の署名をしています」とのことですが、このような書面を作っても遺留分を奪うことはできません。したがって、遺言で弟さんの遺留分相当額の遺産(なお、遺留分はお子さん3人が相続人の場合は3分の1ではなく6分の1です)は弟さんに相続させるように指定しておくことが望ましいと思います。その際、お母様がすでに遺言を書かれており、その内容が弟さんに6分の1以上の財産を与える内容になっていない場合は、遺言を作り直す必要が出てきますが、その際には、以前に書いた遺言の内容はすべて撤回する旨を明記されることをお勧めします。法的には複数の遺言が作成された場合に、その内容に矛盾がある場合は、一番新しいものが有効とされますが、内容に矛盾があるとは言えない場合は、遺言の有効性に関する争いのもとになります。

2017年11月14日 17時41分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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