親子間の借金と相続税申告についての質問です。

User image 1 lu_b2afc639さん 2020年10月20日 21時40分

・15年以上前に、子供が親から不動産購入目的で2000万円借りました。
・借用書があり、月5万円返済していくと記載(親の銀行口座へ振り込み)。利息についての記載無し。
・子供の事情により、途中で返済できなくなり、さらに、途中まで返済した親の銀行通帳も、子供が持っていき、事実上、返済金額0円。

以上の経緯での質問ですが、今後、親が子供に返済請求しないまま、親の相続が発生した場合の正しい相続税申告は、どのようにすればいいでしょうか。

a) 2000万円も親の貸付金として、他の遺産に加えて相続税の申告をする。

b) 子供の親への借金2000万円は、15年以上前なので、(消滅時効の援用(民法第166条第1項)による時効は10年)時効により消滅するので、他の遺産に加えないで相続税の申告をする。

a)、b)どちらが正しい相続税申告になりますか。

債務承認を得て、時効中断させるか、あるいは、残金を生前贈与として、
遺産に加算して分割するかでしょうね。
時効は、相手の援用が必要なので、援用を持って、消滅することになり
ますね。
援用があり、あるいは、生前贈与の主張が認められない場合は、b、に
なるでしょう。

2020年10月21日 10時46分
補足質問
User image 1

lu_b2afc639 - 2020年10月21日 21時27分

”消滅時効の援用”の成立には、消滅時効によって、借金の返済義務を消滅させることを、債務者(子)が債権者(親)に伝える必要があることはわかりました。

そこで、再度の質問なのですが、親子共に、この貸借りについて何の意志表示もしないまま、(親は子供に借金返済を要求せず、子供は親に借金を返済せず、親に対して”消滅時効の援用”の意志表示をせず)
親の相続が発生した場合の正しい相続税申告は、a)、b)どちらになりますか。
補足回答
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内藤 政信 弁護士 - 2020年10月22日 11時36分

a、になるでしょう。
お礼メッセージ

明確な回答ありがとうございました。

民法上は、貸付との前提で借主である子供による消滅時効の援用の有無の問題ですが、相続税法上は、税務署から生前贈与と認定されて贈与税が課税される可能性があります(相続時精算課税制度の選択を行なっていない場合)。
生前贈与として相続財産から除外されると借主以外の相続人には有利になる可能性がある一方、借主である相続人には不利になる可能性があり、相続人間で争いが生じる可能性があります。
税務実務上の取扱いを踏まえた対応を行なう必要があり、詳細は税理士にご相談頂いた方がよいでしょう。

2020年10月22日 11時12分
お礼メッセージ

明確な回答ありがとうございました。

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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