着手金は何に使われますか?

User image 1 lu_e5bab61aさん 2020年06月20日 16時43分

父の相続で弁護士に依頼して、現在、兄へ『弁護士に依頼した』という通知書が届いている状態です。その弁護士に依頼するまでに他の弁護士事務所にも相談に行きました。父の相続は内容が面倒な感じだったので、他の弁護士事務所からは一つ一つの計算が大変なので着手金50万と諸々の実費と言われました。今回依頼した弁護士も、色々と複雑そうなので着手金60万と言われ支払っています。元々、父に後見人の申立をするつもりでいたので、財産目録など、私の知る範囲での資料がありましたので、そのデータをお渡ししました。

色々と複雑そうと言われた割には、私のデータのみで財産の概算を出され、複雑に入出金のある預金口座を調べないのか?と問うと、自分で調べて下さいと言われました。その結果を見せましたが、ほぼ目を通すことなく話は終わりました。私からすると、どの段階から?やどの費目までが父の権利なのかもわかりません。でもそれ以上言えませんでした。また、遺産が1億近いので、100万単位のお金の動きじゃないと関係ないとも言われました。

また、自宅の目の前の農地を相続する主張をするかの話で、その土地には私の自宅への水道管が通っており、それと将来有効に使用できるように相続したいと言ったところ、その弁護士に『そんな恥ずかしい主張、私は言えませんよ』と言われ、私は弁護士が恥ずかしいと思う基準が分からず、それ以来、言いたいことが言えなくなってしまいました。その土地は農地なので20年は売れないと弁護士に言われましたが、知り合いの農業委員に聞くと手続きをすれば売れるということでした。こういうとこに聞いてみたらどうですか?というアドバイスが欲しかったと思います。
また、相手方の兄へ送る、私の主張を明記した通知書を作成していただきました。それを自宅で検討して下さい、と言われ、主人と相談し、少し主張を変えることにしたので、弁護士に連絡すると、『変更ですか?変更すると金額から全部書換えになっちゃうんですよね』
と言われました。ただパソコンのデータを書き換えるだけですし、検討した結果、変更にしたのですが…。生命保険も、保険の証書のコピーを所持していますが、それを確認することなく、私のデータのままで通知書に盛り込まれているので、金額は大きく違いました。

長々と書いてしまいましたが、他の弁護士の先生方も同じような感じなのでしょうか?色々と複雑と言われたわりには何も調べず、私のデータの丸写しです。本来ならば、株を相続して会社の不正も正したいと考えていましたが、それもどうでもよくなってきました。

まだ依頼して間もないので、これからに費用がかかるということでしょうか?私は何に対し60万支払ったのでしょうか?

ちなみに私の主張は、全財産の4分の1です。その中で揉めるであろうものは株の相続(現金化でいいと考えている)と会社の土地(根抵当権のついた土地、現在駐車場として他会社に貸している)の4分の1の取得です。

わかりにくい文章で申し訳ないですが、よろしくお願いします。

注力分野
離婚・男女 借金・債務整理 消費者問題 相続 不動産・建築
ベストアンサー

着手金は、事件を処理するうえで最低限必要な弁護士費用です。事件の規模、複雑性を考慮して算定しますが、着手前の段階で算定するので、どうしても正確性・妥当性に限界があります。一応の相場として、旧日弁連報酬基準というものがあり、相続財産1億円、依頼者の取り分2500万円と仮定し、その全額について争いがある場合、134万円程度となります。本件では、全額について争いがあるわけではないので、それより安くなるのが通常です。

それでも50万円~60万円は、それ自体が法外な金額とは言えないと思います。むしろ、問題は弁護士の働きぶりにあるのではないでしょうか。

相続事件の最低限の仕事としては、相続人の確定(戸籍等の収集)、相続財産の確定、寄与分・特別受益の確定、遺産分割協議書の作成などになります。相続人の確定以降の作業については、相手方と争いが生じることが多いです。その交渉は、当然弁護士の仕事です。

農地から自宅への水道管の導入については、その費用を相続財産から支出してほしいというご希望だろうと思います。確かに、水道管の導入は遺産の分割そのものではないので、調停等で主張がしにくいという弁護士の気持ちはわからないわけではありません。しかし、それを「はずかしい主張」と表現するべきではないと思います。

農地は売れないというアドバイスについては、弁護士側に少し誤解があったように思います。よく知らないなら、その通り伝えるのも、専門家の責任でしょう。専門家として恥ずかしい場合もありますが(私も何度か恥ずかしい思いをしました)、依頼者に迷惑をかけるよりは、ずっとましです。私なら、現時点では知識がないので調べておきますと回答すると思います。

通知書の作成については、依頼者の希望で書き換えるというのは当然の業務だと思います。ただし、交渉上不利になるなどの理由で、弁護士が考える最善の内容にするため、依頼者を説得することはよくあります。ただ、なぜ依頼者の希望通りに書くべきではないかという点は、信頼関係維持のためにも丁寧に説明すべきです。

最後に、弁護士の報酬は、多くの場合、着手金と成功報酬から成り立ちます。これらのことは、弁護士との委任契約書に記載されていますので、よく確認してみてください。現代では、委任契約を作成しないということはほとんどありません。作成していないのであれば、今までの経緯に鑑みて、解約を検討すべきだと思います。

タイトルの質問に戻りますと、着手金は弁護士の業務の対価なので、弁護士的には「何かに使う」という感覚はありません。その業務としては、相続人の確定、遺産の確定、寄与分・特別受益の算定、遺産分割協議書の作成あたりになると思います。

2020年06月21日 10時27分
補足質問
User image 1

lu_e5bab61a - 2020年06月21日 12時48分

早々にご回答いただき、ありがとうございます。この弁護士の先生は当初、『あなたがどうしたいか、それに対し弁護士は動きます』と言われました。その言葉を信じて、また政治的なものに左右されない弁護士だったので委任しました。
特別受益に当たるであろう取引も、1億に対して小さい金額なので、そんな細かいことを言ってたら話は進みません、と言われました。ですが、兄には父が支払っていた個人年金や生保もあります。父が倒れて4年の間に相続に関する知識も増えたので、余計に疑問に思ってしまいます。

私は、ある程度は弁護士の先生が調べてくれると思っていました。そこが、間違いなのかもしれません。

私は謄本も、通帳のコピーも、証書のコピーも所持しておりますが、どれも弁護士が目を通すことはしていません。

委任契約は作成しています。解約は難しいでしょうか?
解約するとなると、着手金は全部ではなくとも戻ってくるのでしょうか?
大きな争いがないのなら、このまま早々に解決するまでその弁護士にお願いしていたほうが無難でしょうか?

よろしくお願いします。
補足回答
Resized avatar mini magick20200611 31695 2e41z8

北川 靖之 弁護士 - 2020年06月21日 16時30分

委任契約は、契約文言にかかわらず、いつでも解約可能です。ご安心ください。
着手金が戻ってくるかは、契約文言とここまでの業務内容によります。
場合によっては、着手金は帰ってこず、成功報酬の一部を請求される可能性もあります。
ただ、そこまでやる弁護士は少ないでしょうね。

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

生前の遺産分割における心理的配慮のポイントと、心理的効果の高い行政的あるいは書類上の配慮等に関してお教え戴きたく存じます

遺産分割協議 2020年06月01日

生前に遺産分割(ただし相続人は一人)を申し出る場合、どのような心理的配慮が最も必要か、心理的効果の高い行政的あるいは書類上の配慮等があるか、お教えいただきたく存じます 生前に遺産贈与を行うと自分がないがしろにされるという怖れをいだく高...

相続権利のある親族が相続発生前に自分から連絡を取れないようにし、話し合いを行えなくされた場合、相続時にどのような不利益が考えられますか?

遺産分割協議 2020年02月18日

疎遠となっている親族(両親の子)から突然私の両親へ以下の内容の手紙が来ました。 ①上記親族への暦年贈与の要求(金額は1年最大分 来年以降については記載なし) ②上記親族の子への教育費の都度贈与の要求(金額は1年最大分 来年以降について...

相続の件

遺産分割協議 2020年01月12日

相続の件でお聞きしたいです。母が死んで相続が発生したんですが、3人居て、財産目録も分からないまま、兄が勝手に私の分として、納税しているのですが、これは違法ではないでしょうか?因みに金額は手元に1円も動いていないです。名前を勝手に使われ...

葬祭費給付金は相続財産として計上すべき?

遺産分割協議 2019年10月05日

亡親の葬儀に対し、市より葬祭費給付金として5万円が支給されました。 相続人の一人が、「そのお金も相続財産として計上すべき」と主張しています。 葬祭費・埋葬料・埋葬費は相続財産に該当せず、相続税も課税されない。 との解説を読んだのですが...

弁護士Q&Aを検索

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する