遺産分割協議書作成のポイント

User image 1 匿名ユーザーさん 2014年01月14日 03時36分

 昨年、父が亡くなりました。父の遺産相続について家族間で話し合い中なのですが、亡き父と母と長男は、父名儀の家・土地に同居していましたので、家・土地は長男がそのまま自分が欲しいと言っています。そのかわり、私、他3人の兄弟は、家・土地以外の父・母名義の現金、預貯金等を欲しいと言っているので、ほぼその方向で折り合いが付きそうです。その際、長男には、母名儀のものも含めて家・土地以外の父・母の財産については放棄するとの誓約書を書かせたいと思いますが、この誓約書は長男を有効に約束させるものとなるのでしょうか?あるいは、他の方法で、辞退、もしくは放棄させる事を確約させる事はできるのでしょうか?



(60代:男性)

匿名弁護士

     このような場合は、遺産分割協議書を作成されるとよいでしょう。作成にあたっては以下の事に注意して下さい。



    1. 相続人の範囲について、被相続人が生まれてから亡くなられるまでの戸籍謄本(原戸籍も含めて)を入手し、兄弟以外に認知した子がいないかを確認して下さい。この点に漏れがあると遺産分割協議をやり直すことになります。

    2. 遺産の範囲について、遺産目録を作成して、残高証明書、通帳等の資料を準備し、遺産に関する被相続人の日記やメモについても相続人全員で確認し合意の前提に誤解のないようにして下さい。この点に関しても、合意の前提に誤解があれば合意が無効となり、遺産分割協議をやり直すことになります。

    3. 遺産分割協議書は、相続人に等しい数の通数を用意し、それぞれに相続人全員が署名及び実印での押印をし、各自の印鑑証明書を添付して下さい。

    4. 銀行等では所定用紙へ相続人全員の実印による押印を求める場合があるので、予め銀行等の用紙を準備して、遺産分割協議書作成の際に同時に押印すると後々の手間が省けるでしょう。

    5. 遺産分割協議後に、新たな財産の存在が見つかった場合に備えて、遺産分割協議書の中には「遺産目録記載の遺産以外の財産が見つかった場合は、・・・とする。」などの条項を設けるようにしてださい。


    6. もっとも、母親はご存命という事ですので、母親名義の土地・建物や預貯金等については、相続放棄をする事はできません。また、現時点では母親の遺産は確定していません。したがって、母親の財産に関しては母親が亡くなられたときに改めて取り決められるとよいでしょう。


2014年01月14日 03時36分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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