行方不明者がいる場合の相続はどのように進めればいいでしょうか?

Legalus編集部さん 2014年06月25日

 父は15年前にすでに他界しております。そして、昨年母が他界しました。兄弟3人いますが、1人は10年以上行方不明な為、遺産分割協議書に記入出来ないので預金が下ろせません。どうしたらいいでしょうか??



(30代:女性)

関連Q&A

相続分譲渡証書について

遺産分割協議 2017年01月17日

相続人数名の中で、AB2名が相続放棄をすると聞いていましたので、遺産分割調停の時、ABの相続放棄の書類を提出してください。と言うと、ABの相続分譲渡証書がきました。3か月以内に放棄書なのですが、3か月以上過ぎた日付けです。裁判所に確認...

妹が遺産相続協議に応じない

遺産分割協議 2017年01月17日

父親の預貯金が100万円ほどと、父親名義の廃屋があり、四人の兄弟と相続を話し合いと考えています ですが、末の妹と折り合いが悪く、居住地や電話は分かっているのですが、全く連絡が取れません 手紙を送っても送り返してくるし、間に入ってくれる...

解決してない質問があれば、新しく質問を登録しましょう!

新しく質問する

Legalus編集部

     お父様がすでに亡くなられている状態で、お母様も他界されたとのことですので、この場合、相続人はご相談者も含めたご兄弟3人で1/3ずつ相続すると言うことになります(民法887条1項900条4号)。

     もっとも、相続人が複数いる場合、相続財産は共有となりますので(民法898条)、ご指摘のように一部の相続人だけでは預金を引き出せないという事態が生じます。

     このような場合、「不在者財産管理人」という制度を活用する方法があります(民法25条以下)。この制度は、相続人が行方不明で現在の居所がわからない場合に、相続人に代わる財産管理人を裁判所に選定してもらうものです。手続きとしては、行方不明であるご兄弟が従来住んでいた住所地を管轄する家庭裁判所に申し立てを行います。この際、不在者の戸籍謄本をはじめ、各種の書類を提出することになります。なお、不在者財産管理人は、財産の管理を行う権限しかありませんので(民法103条)、預金の引き出しを行うときは、あわせて「権限外行為許可」という手続きを行う必要があります。こちらも家庭裁判所への申し立てを要します。

     他方、ご兄弟は10年以上行方がわからないということですので、「失踪宣告」を行い、行方がわからないご兄弟は死亡したものとして、不在者以外の相続人で遺産分割の手続きをすすめるという方法もあります(失踪宣告は民法30条31条を参照)。ただ、こちらの方法は不在者財産管理人の制度よりも長期間の手続きを要し、(ご兄弟も死亡したものとして扱うため)ご兄弟の相続も開始するため手続きが煩雑です。

     もっとも、不在者財産管理人の制度を活用する場合でも手続きは複雑な面がありますので、いちど弁護士などの専門家にご相談の上、手続きをすすめられるのが良いかと思われます。

2014年06月25日

遺産分割協議に強い弁護士

【堺市】南海本線堺駅すぐ

【交通事故案件多数】【複数弁護士対応可】 栃木県北の頼れる弁護士

お客様一人一人に会った解決方法をご提案します

お客様の状況に応じた解決策をご提案致します。

解決してない質問があれば、新しく質問を登録しましょう!

新しく質問する
ページ
トップへ