法務局に提出する自筆遺言書(付言事項はワードで作成した別紙でいいのでしょうか?)

User image 1 lu_ac6ad451さん 2020年07月09日 01時06分

自筆遺言書を法務局で保管して貰える制度ができたと耳にしました。
私も親に倣って遺言書を作成しようと思っています。
シンプルに、不動産と自社株式はすべて配偶者に、預貯金・有価証券は半額ずつ二人の子どもに遺そうと思います。
どうしても配偶者の配分が大きくなるため付言事項に私の考えを記載するつもりです。
配布者への思い、家族の歴史、子ども一人一人へ望むこと、と下書きだけでA4ワード文書4枚分にもなってしまいました。
遺言書本体は手書きで書きましたが、付言事項については、別紙〇~□に記載したことが私の思いであること。できれは私の言葉を心にとめ、これからの人生を頑張ってほしいと記載し、ワードで作成した付言事項を別紙として添付して良いのでしょうか?
もちろん遺言書本文は手書きします・

自筆証書遺言の場合、遺産分割対象となる財産目録(不動産・株式・預金・有価証券等)についてはワード作成可能ですが、分割方法に関する部分は本文として自署が必要であるとともに、各財産目録のページごとに署名押印が必要とされます(民法968条2項)。
付言事項を作成する場合は、本文として自署する必要があります。ただし、遺産分割方法指定内容との矛盾や疑義が生じないようにご注意いただく必要があります。もし、付言事項において遺産分割内容を修正する場合には、具体的な修正場所を指示し、変更した旨を付記して署名し、変更場所に押印する必要があります(民法968条3項)。

2020年07月09日 15時19分
お礼メッセージ

お忙しいところ、ご回答ありがとうございました。

注力分野
離婚・男女 相続 企業法務 裁判・法的手続 民事・その他

ご質問の点につきまして、回答致します。

まず、結論としまして、付言事項も自らの手書き(以後、「自書」といいます。)である必要があるので、別紙として「ワードで作成した」付言事項を添付しますと、遺言書全体が無効となるおそれがございます。

民法等の改正により、遺言書に財産目録を添付する場合、その目録については自書でなくてもよいことになりました(民法968条2項)。

この規定の趣旨は、対象となる財産が多数となる場合、それらすべてを自書しなければならないことによる負担を避けることです。

一方、付言事項は、上記趣旨には必ずしも当てはまりません。
従いまして、原則通り、「遺言書の全文」の一部として、自書で行う必要がございます(民法968条1項)。

2020年07月09日 22時06分
お礼メッセージ

お忙しいところ、ご回答ありがとうございました。

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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