父の葬式により、喪主と香典の取り扱い

User image 1 lu_cfaee142さん 2017年12月24日 07時21分

父の葬式について

私は、父の長男です。
遺言に仮に葬式の喪主の指定、香典を受けとる人物の指定が、あった場合を考えます。

遺言内容が、喪主は、長男だけども、香典を受けとる人物は、違う人物と指定された場合可能なのか。

香典は、喪主が受けとるものが前提のはずで、遺言が優先されるのか。

遺言がない場合
父の葬式において喪主が普通なら長男が実行するものと思いますが、長男が辞退していないのに、他のものが強引に喪主をするとどうなるのか。

長男が、喪主をしても香典を強引に親族がもらったらどうなるのか。

お手数ですが、両方の回答をお願いいたします。

 まず、遺言で指定出来ることは法律で定められておりますから、それ以外の事柄については遺言の効力は及びません。

 ご質問の、喪主の指定・香典受領者の指定については、いずれも遺言で出来る法定事項ではありませんから、その遺言に法的に拘束されることはありません。

 ただし、遺言は故人の意向の表明でもありますから、遺言に喪主を○○にしたいとの意向が明確に示されているのであれば、特段の事情がない限り、尊重してあげた方が良いのではないでしょうか。

 最終的には、故人の意向に加えて、地方の慣習や、親族の話し合いを含めて、どこまで故人の意思を尊重するかをお考えになればよいのではないかと考えます。

香典については、葬式費用に宛てることを目的としてお葬式の主催者である喪主に対して、贈与されたものであるとした裁判例(東京地判昭和61年1月28日)があります。結局は香典も贈与契約であって、当事者の意思の解釈の問題になると思われますから、形式的な喪主ではなく、(葬式費用等も負担する)実質的な祭祀主催者に対する贈与と考えるのが妥当なのではないでしょうか。

以上から、遺言で、喪主を長男、香典受領者は次男と指定されていたとしても、その規定に従う必要はないと考えます。故人の意思を尊重して喪主を長男、香典受領者は実質的な祭祀主催者である長男にするのが穏当だと思います。
喪主を指定する遺言がない場合、死者の意向が明確ではありません。このような場合、「専らその地方または死者の属する親族団体内における慣習または条理に従て決する」他ない、とした裁判例(甲府地判昭和31年5月29日)があります。お住まいの地域の慣習、または親族の慣習等に従うことになるでしょう。この場合でも、香典受領者は、祭祀の実質的主催者とすべきだと考えます。

2017年12月25日 20時21分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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