相続放棄ができない時ってどんな時?

User image 1 Legalus編集部さん 2014年01月13日

 兄が亡くなり、兄が所有していた車を私名義に変更しました。



 でも兄には借金があり、私は兄の財産を相続したことになるので、兄の借金も相続したことになると、知人に言われました。



 今更、相続放棄などできるのでしょうか?



(30代:女性)

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Legalus編集部

     原則による限り、相談者は、もはや相続放棄をすることはできません。



     相続人は、単純承認をしたときは、無限に被相続人の権利義務を承継することとなります(民法920条)。



     また、一度した相続の承認は撤回することはできません(民法919条1項)。



     さらに、相続人が相続財産の全部又は一部を処分したときには単純承認をしたとみなされます(民法921条)。



     預金の解約、債権の取立て、不動産・動産・その他の財産(債権・株式など)の譲渡などが相続財産の全部又は一部の処分にあたります。



     そして、相談者の「兄所有の車を自己の名義に変更」するという行為は、車の所有権を亡くなられた兄から自己への所有権の移転が前提となっているので、相続財産の一部の処分にあたると考えられます。



     したがって、相談者は単純承認をしたとみなされ、もはや相続放棄はできないことになります。



     もっとも、民法921条1項本文による単純承認の効果が生ずるためには、相続人が自己のために相続の開始した事実を知りまたは確実視しながら相続財産を処分したことが必要とされていますので(最高裁判決昭和42年4月27日)、相続の開始したことを知らずに本件名義変更をなされたのであれば、単純承認したことにはなりません。



     自己のために相続の開始があったことを知った時とは、被相続人が死亡したことおよび自己が相続人となったことを知った時のことです。



     通常は、第一順位の相続人にとっては被相続人の死亡を知った時ですが、第二順位以下では先順位の相続人がいない又は放棄したことを知った時となります。



     単純承認したことにならない場合には、相続の開始があったことを知ったときから3カ月以内に、限定承認もしくは相続放棄をすることによって、お兄さんから債務を相続することは無くなります。

2014年01月13日

相続放棄・限定承認に強い弁護士

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