相続放棄するのは誰まで?

User image 1 匿名ユーザーさん 2014年01月13日 23時43分

 養子縁組をして結婚した夫が多額の借金を残して死亡しました。 妻の私・子供・実の親・養父母(私の親)・私と夫の兄弟まで相続放棄の手続きをしましたが、私の母方の祖母が生きており、祖母についての相続放棄はまだです。直系ではないのに養子縁組をしているからという理由で、手続きが必要なのではということを聞いたのですが、いったいどこまでさかのぼっていけば良いのでしょうか?


(40代:女性)

匿名弁護士

 ご相談の場合、あなたの母方の祖母もまた、相続放棄の手続きをする必要があります。


 多額の借金があるなどの事情により、親族の誰も相続をしたくないという場合には、直系尊属兄弟姉妹配偶者のすべてが相続放棄を行う必要があります(民法939条887条889条890条)。

なお、子や兄弟姉妹がすでに死亡している場合、その子も相続人となりますので、注意が必要です(民法887条)。


 よって、ご相談の場合にも、まずは被相続人である夫の、子、直系尊属(実父母)、兄弟姉妹、そして配偶者のすべてが相続放棄を行う必要があることになります。


 また、夫が婚姻をするとともに妻の両親と養子縁組をしていますので(いわゆる婿養子)、養子である夫は、縁組の日から養親の嫡出子たる身分を取得しています(民法809条)。

そのため、本件では、夫の養親もまた、直系尊属として相続放棄をする必要があることになります。


 さらに、子と父母が相続放棄をしているときは、生きている祖父母が相続人となりますので(民法889条1項1号)、本件では、あなたの母方の祖母もまた、「直系尊属」として相続放棄をする必要があります。

 
生きている祖父母がいない場合でも、曾祖母など、生きている尊属がいれば、そこまでさかのぼって相続放棄の手続きをする必要があるのです。


 以上により、本件では、すでになされている「妻・子供・実の親・養父母・妻と夫の兄弟姉妹」の相続放棄の手続きに加えて、あなたの母方の祖母もまた、相続放棄の手続きをする必要があることになります。


 相続放棄をすることができる期間は、原則として、自分のために相続の開始があったことを知ったときから3ヶ月以内と定められているので、注意してください(民法915条1項)。

2014年01月13日 23時43分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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