生命保険金を家族以外の人に渡したい!

User image 1 匿名ユーザーさん 2014年01月14日 05時31分

 生まれてから福祉養護施設で育ち、親兄弟とは別々に生きてきました。父親は他界し、母親と兄(結婚して子供二人)いますが、どこに住んでいるかはわかりません。

 先日、生命保険に加入したのですが、受取人が法定相続人と明記されていました。そのままにしておけば、母親や兄の方へ行ってしまいます。

 出来れば、永年家族ぐるみでお世話になっている知人の子供達に渡したいのですが、遺言書だけでいいのでしょうか。

 自分の本当の家族には渡したくないし、その家族とは、血の繋がりもない第三者になりますが、26年間も付き合いがあります。

 死んだ後のお金を大切な知人に渡す遺言書の書き方を教えて下さい。

 そして、その遺言書は、知人宛に書くのですか?それとも生命保険会社宛に書くのですか?何もわかりません。

 良い知恵を与えて下さい。よろしくお願いいたします。



(30代:男性)

匿名弁護士

     法律上、生命保険の仕組みは以下の様になっています。



     まず、保険契約者が保険会社と保険契約を締結します。生命保険契約は、契約をした人が保険契約者被保険者の地位を兼ね、保険会社が保険者となって、被保険者が死亡した場合に保険契約者の指定する保険金受取人へ生命保険金を支払うというものです。



     被保険者が死亡すると、保険金の受取人に保険会社への保険金支払請求権が発生します。

     被保険者の死亡後に保険金受取人の変更をすることはできませんが、死亡前であれば、遺言により保険金受取人を変更することができます(保険法44条1項)。



     遺言により保険金の受取人を変更する場合、具体的に変更する生命保険契約を遺言書に記載する必要があります。つまり、遺言に当該生命保険会社・証書番号・従前の保険金受取人等を記載する必要があります。単に、受取人として指定された相続人以外の第三者に保険金支払請求権を遺贈する旨の遺言をするだけでは受取人の変更としての効力を生じません。遺言による保険金受取人の変更は、その遺言が効力を生じた後、保険契約者の相続人がその旨を保険者に通知しなければ、これをもって保険者に対抗することができません(保険法44条2項)。



     本件では、相談者の死亡後に相談者の母と兄が、遺言で保険金の受取人の変更があったことを保険会社に伝える必要があります。したがって、遺言で受取人の変更をする旨を、母親と兄に説明し納得してもらう必要があります。

     そうでなければ、相談者亡きあとに「永年家族ぐるみでお世話になっている知人の子供達」と「母親と兄」との間に争いが生じる可能性があります。その点を踏まえた上で、遺言による保険金の受取人の変更を検討してみてください。

2014年01月14日 05時31分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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