注文の勝手なキャンセル

User image 1 lu_245f6a13さん 2020年06月09日 15時10分

先日PAYPAYモールにて商品の購入をしたのですが、ショップより注文確認メールが届いているのにも関わらず在庫がないので注文をキャンセルされました。
注文確認メールには「このメールは注文確定メールではありません」や「在庫がない場合キャンセルさせて頂きます」の文言は一切なく、注文に対する確認のメールになっています。直接ショップに問い合わせましたが、PAYPAYモールの買い物の手順にはキャンセルする場合があると記入されているの一点張りで、PAYPAYモールに問い合わせると一例の基準を記載してだけで法的根拠があるかは直接ショップに連絡して下さいしか回答がもらえません。
現在このショップのPAYPAYモール店は閉店しており、ショップ個別の利用規約があったのか確認は取れません。
ただ、あるのであれば開示してほしいとの連絡にもPAYPAYモールの買い物の手順に従ってとしか回答が貰えなかったので規約を設けていなかったのが濃厚かと思います。
この場合キャンセルされてもしょうがないのでしょうか?
利用規約の承認にはチェック項目等でチェックしなくても良いのでしょうか?

注力分野
離婚・男女 交通事故 相続 犯罪・刑事事件 裁判・法的手続

(1)商品の売買契約が成立したかどうか、(2)ショップの都合で売買契約を解除できるか、の2点が問題になります。
メールの内容がわかりませんので、以下の回答は可能性を示すものとしてお読みいただければと思います。

(1)について、売買契約は、こちらからの「これを〇〇円で買って下さい(売って下さい。)」という契約の申込みと、相手からの「はい。買います。(売ります。)」という契約の承諾が必要です。
注文確認メールというだけでは「私はあなたから『これを〇〇円で売って下さい。』という申込み(注文)があったことを確認しましたよ。」という意味ともいえ、「〇〇円で売りましょう。」という契約の承諾があったとまで言えるかは不明です。

相談者が「注文したのだから、必ず売るはずだ。」と思われるのも道理があるように思うのですが、他方で、相手側が「注文がきたら、在庫を確認して、あれば売るつもりだった。」と弁解すれば、これも全く理解できない主張ではありません。

つまり本件では、売買契約が確実に成立したとはいえません。したがって、「代金を払うから商品を引き渡せ。」ともいえず、事実上「キャンセル」、正確に言えば売買契約の申込みに対する拒絶が認められる余地はあります。

(2)について、仮にメールの内容等を見て「売買契約は成立した。」といえそうな場合であっても、一定の場合にはキャンセルできる内容の規約に従ったキャンセル(売買契約の合意解除)であれば、認められる余地があります。
これが認められるかどうかは、相手方が規約等をきちんと示して証明すべきことにはなります。

なお、キャンセルが認められない場合であっても、既に相手方が閉店していることからすると、商品の引渡しを求めることはかなり難しいのではないかと思います。

2020年06月10日 23時01分
補足質問
User image 1

lu_245f6a13 - 2020年06月11日 07時44分

田中 良太先生回答ありがとうございます。

下記メールが注文後来たメールです。
これより先にpaypayモールから注文確認のメールが来ており、8時間後にショップより来たメール下記メールです。

電子取引法では注文確認メールが来た時点で売買契約成立となっていますが、やはり下記メールでは確定ではないのでしょうか?

**** 様

このたびは「****ショップ(Yahoo!PayPayモール店)」をご利用いただき、まことにありがとうございます。
早速ですが、下記内容にてご注文を承りました。ご注文内容に間違いがないか、再度ご確認をお願いいたします。
※このメールにお心当たりがない場合は、お手数ですがその旨を添えて、こちらのメールをそのままご返信ください。
●ご注文内容
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔ご注文番号〕:******
〔ご注文日〕:2020年04月01日
〔ご注文者〕:*****
          *****
〔支払方法〕:クレジットカード
〔配送方法〕:佐川急便
〔日付指定〕:
〔時間指定〕:
〔備  考〕:

〔送付先名〕:*****
         *****
〔住  所〕:******
         ********
{番号〕:*****
──
価格 7,323(円) × 1(個) = 7,323(円)
----------
───────────────────
 小計 7,323(円)
 送料(税込) 0(円)
 手数料(税込) 0(円)
 ポイント利用 - 0(円)
 クーポン利用 0(円)
────────────────────
 合計金額    7,323(円)
●納期変更やご注文取消
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
平日16:00までのご注文は翌営業日を「目安」に出荷いたします。
ご注文翌日のあさ9:00までにご連絡いただきましたご注文については、キャンセルをすることができます。

翌日あさ9:00以降にご連絡のご注文については、キャンセルをお受けすることができません。
お手数ですが、商品到着後に返品のお手続きをして頂くように、お願いいたします。

※支払い方法の変更、数量の変更、ご注文の一部キャンセル、お届け先やお届け日の変更などは基本承ることができません。
 ご注文全商品一括でのキャンセルとなりますので、ご了承ください。

●お支払方法
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※カードをご利用のお客様は後日ご利用のカード会社から発行されますご利用明細にてご確認ください。
※代金引換をご利用のお客様は商品お届けの際に配送員にお支払下さい。

●お支払の内訳
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本メールに関しては、お選び頂いた支払い方法の内訳をご案内しておりません。詳しい内訳をご確認いただく場合、Yahoo!PayPayモール側の注文状況をご確認ください。
●最後に一言
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ご注文の商品を喜んでいただけますよう、願っております。商品発送まで、いましばらくお待ちくださいませ。
何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
補足回答
Resized avatar mini magick20201222 1288 1imkeb2

田中 良太 弁護士 - 2020年06月12日 00時05分

相手方のメールを拝見しましたが、確実に承諾の意思表示があったとまではいいがたいように思われます。理由は前回回答と同じです。

なお、電子取引法がどの法律を指すか誤解があれば申し訳ありませんが、 いわゆる電子消費者契約法では、承諾の意思表示が事業者から消費者にメール等で送られた場合に、契約が成立する時点をいつにするか定めていました。旧民法の規定にのみ従えば通常、メールを送信した時点を契約の成立時期としますが、電子契約法はメールを受信した時点を契約の成立時期にするとの特別の規定をおいた特別法でした。

実は先般民法が改正されて、電子消費者契約以外の契約でも、契約当事者が物理的に離れた2地点で契約を締結する場合、意思が到達した時点を契約成立時点とすることになり、電子消費者契約法からは上記の規定はなくなってしまいました。

そこで、(1)注文確認メールが契約申込み対する承諾の意思表示であれば、(2)注文確認メールが相談者に来た時点で契約が成立するということになります。
「内容はどうあれ注文確認メールが来れば、必ず契約が成立する」とまでは電子契約法は定めていません。 今回はそもそも注文確認メールが承諾の意思表示といえるかどうかという(1)の部分が問題になっていると思われるので、私の結論は現時点では変わりません。
補足質問
User image 1

lu_245f6a13 - 2020年06月12日 15時25分

田中 良太先生非常に解りやすく、丁寧な回答ありがとうございます。

再々の質問で申し訳ないのですが、利用規約に詳細がない場合ネットショッピングでは現在どの時点で売買契約が成立となるのでしょうか?
商品が発送されたメールが来た時点となってしまうのでしょうか?

そうなってしまうと、注文から2週間程過ぎてから在庫がないと言って店舗側からキャンセルされても仕方がないのでしょうか?

現状では消費者よりも店舗側優位の法律となっているということでしょうか?

何度も質問申し訳ありません。
自分でどうしても納得したいので再々の質問となってしまいますが、ご教授お願い致します。
補足回答
Resized avatar mini magick20201222 1288 1imkeb2

田中 良太 弁護士 - 2020年06月12日 15時48分

ご満足いただく回答かは自信がないのですが、もし、店側との連絡はメールでのやりとりしか存在しないのであれば、承諾の意思表示と評価できるメールを受信した時点で契約が成立することになるでしょう。

承諾の意思表示と評価できるかどうかは、例えばメールに「契約が成立した。」と記載していれば原則として承諾の意思表示でしょう。
「商品を発送しました。」などというメールが来たら、契約が成立したこと(つまり契約締結を承諾したこと)を前提に、商品を発送しているわけですから、遅くともその時までに承諾の意思表示があったといえるでしょう。

しかし2週間も過ぎていたんですね。もっと早く言うべきだなとは思いますが、マナーの問題で、法律の問題としては上記の回答で変わりありません。
お礼メッセージ

田中 良太先生丁寧な回答有難う御座いました。

現状では法的にどうする事も出来ないと解りました。
私の質問に田中 良太先生のように法的に説明して頂ければ納得いくのですが、顧問弁護士が問題ないと言っているとの回答しかして頂けなかっ
たので腹が立っていました。

結構有名なメーカなのでもっと誠意を持って対応して頂きたいですね。

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

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