ブログで友人に中傷的な内容を書かれた!

User image 1 匿名ユーザーさん 2014年07月07日 19時45分

 高校の友人がブログをやっていて、私の旧姓で中傷的なブログを書いてきました。喧嘩別れしていたので、ショックを受けました。これは名誉毀損罪に当たるのでしょうか?

(20代:女性)

匿名弁護士

 名誉毀損罪刑法230条)が成立するためには、1「公然」と2「事実」を摘示することにより、3「人」の、4「名誉を毀損した」と言えなければなりません。では、本件友人の書き込み行為に対し、名誉毀損罪は成立するでしょうか?以下、1~4を順に検討してみましょう。

 「公然」(1)とは、摘示された事実を不特定または多数の人が認識しうる状態を言います。本件のような、インターネット上の開かれた場所での書き込みは、まさに「不特定または多数の人が認識しうる状態」にあると言えます。したがって、本件書き込みは「公然」と行われたと言えるでしょう。
 次に、摘示された「事実」(2)は被害者の名誉(社会的評価)を低下させるに足る具体的なものでなければなりません。本件友人の書き込みがどのような内容であったのかは明らかではありませんが、あなたの社会的評価を低下させる程度のものでないと客観的に判断される内容であれば、名誉毀損罪は不成立となります。また、摘示された事実が具体性を欠くと判断されれば(たとえば、『バカ』などの単に相手を社会的に軽蔑する抽象的判断)、侮辱罪の問題とはなりますが、名誉毀損罪とはなりません。
 さらに、「人」(3)は個人として特定されている必要があります。もっとも、必ずしも明確な名指しを必要とするわけではなく、諸般の事情とあいまって特定人を推知しうる状態であるならば、個人として特定されたと考えられます(最判S28.12.15)。本件ではあなたの旧姓が使われたということですが、旧姓によったとしても、あなた自身を客観的に推知しうるものである以上、名誉毀損罪の成立を阻むものではありません。
 最後に、「名誉を毀損した」(4)というのは、被害者の名誉(社会的評価)を低下させることを意味します。しかし、現実に被害者の社会的評価が低下したかどうかの測定は困難です。そこで、現実に社会的評価を低下させる必要はなく、社会的評価を低下させるに足りる事実を公然と摘示した時点で既遂に達するものと考えられています(大判S13.2.28)。したがって、仮に本件友人の書き込んだ内容があなたの社会的評価を低下させるだけの具体的なものであった場合には、書き込みをした時点で名誉毀損罪が成立していると言えます。

 以上の通り、ブログへ書き込まれた内容があなたの社会的評価を低下させるに足りる具体的なものであるならば、友人の書き込み行為には名誉毀損罪が成立することになります。

2014年07月07日 19時45分

投稿時の情報です。適法性については自身で確認のうえ、ご活用ください。

関連Q&A

Twitterで自分の描いたイラストが無断転載、自作を思わせる内容のツイートをされました。削除依頼は可能ですか?

削除依頼 2019年08月16日

Twitterで自分の描いたイラストが無断転載、自作を思わせる内容のツイートをされました。 イラストには必ずサインを入れていますがそのサインも消されています。 直接削除申請のコメントを送り、Twitterにも報告をしましたが望む返事は...

弁護士の方に削除依頼をするべきなのか分かりません。

削除依頼 2019年08月14日

質問させて頂きます。 現在、ネット上にて個人情報と誹謗中傷をされているので弁護士の方に相談をして削除して頂こうかと考えているのですが、削除をしてももう一度同じ事をしたり場合によっては逆恨みされて犯罪に巻き込まれるなどが起こる場合もある...

個人情報の掲載

削除依頼 2019年06月16日

インターネット上に会報誌が掲載され、そこに自分の名前と顔写真も一緒に公開されています。 まず許可なく無断で掲載することが法的に問題ないのか、また嫌な場合どうすればいいのか教えてください。

詐欺ですか?

削除依頼 2019年03月25日

ほんの出来心で、アダルトなものを検索してある動画?画像?をクリックしたら、急に会員登録されびっくりしてすぐに、登録削除の電話をしたのですが繋がらなくて何度電話しても、繋がらなくて会員登録費30万円を払ってくださいと、登録画面に書いてあ...

弁護士Q&Aを検索

問題は解決しましたか?

弁護士を検索して問い合わせる

弁護士Q&Aに質問を投稿する

ページ
トップへ